風に転がるタンブルウィードの様に軽やかに生きる元反戦活動家で失業者のデュード(ジェフ・ブリックス)。
ロシアンなんちゃらというカクテルを飲んではハッパを吸っているヒッピーおじさん。
風貌と緩いファッションで掴まれました。
彼が次々と現れるケオティックな連中のせいで酷い目に合う巻き込まれ映画。
ボーリング仲間でキレやすい勘違い男ウォルター(ジョン・グッドマン)のせいで事態はどんどん悪い方へ。
ベトナム帰還兵でハードボイルドだがユダヤ教に改宗させられた元妻に未練たらたらの愛すべきキャラ。
ボーリング場で拳銃を取り出したり身障者を投げ飛ばしたりのトラブルメーカーです。
もう一人のボーリング仲間ブショミは何が言おうとするといつもウォルターのFワードで遮られる。一本ピンが残ったのが不吉だった。
コーヒー缶から撒かれる遺灰が海からの風でデュードの顔に。ウォルターダメすぎw。
ジュリアン・ムーア他凄い顔ぶれですが全員普通じゃないのが楽しいです。
忠実でお茶目な執事ホフマンにナレーションの南部訛りのサムエリオット。
いつかまた観たらもうちょっと書き足したい。そんな映画でした。好き。
コーエン兄弟は大好きな「ノーカントリー」に続いて二作目。もっと観たくなります。
