桔梗F

NARC ナークの桔梗Fのレビュー・感想・評価

NARC ナーク(2002年製作の映画)
4.3
☆年末特別企画!第一段
全世界が注目の「レイ・リオッタ」特集

犯罪都市デトロイト。
2人の刑事を主人公(ジェイソン・パトリック、レイ・リオッタ)に、事件の捜査を進める中で次第に浮き彫りになるそれぞれの苦悩や葛藤に焦点を当てた硬派クライム・サスペンス

レイ・リオッタ最高傑作と言っても過言ではない(;゜∀゜)
映画の内容がではなく、レイ・リオッタの魅力が最高の映画♪

ネタ自体は、刑事二人が麻薬捜査官殺しの真相に迫るクライムサスペンス。
設定は特に目新しくはない。

しかし!それなりの良作なのだが、インディペンデント映画でこれを撮ったとなると恐るべき才能のジョー・カーナハン監督(;゜゜)

脚本に入れ込んでレイ・リオッタはぜひオーク刑事役をやりたい!と破格の低ギャラで引き受ける。

カーナハン監督もオーク刑事はレイ・リオッタ以外あり得ないと、体重を十数キロ太らせ、アゴヒゲを伸ばさせ、冷徹なバイオレンス・リオッタ刑事を誕生させる(゜ロ゜;

ちなみに、あのハリソン・フォードもオーク刑事役をやりたいと興味を示したが、カーナハン監督は丁重にお断りし、リオッタに任せたと言われるほど凄まじい冷徹なキレッキレ刑事役なのである(;゜゜)

カーナハン監督の才能に惚れ込み、当時のリオッタの奥さんミシェル・グレイスも製作として参加。

さらにトム・クルーズまで製作に参加したほどの脚本と監督の将来性…

後に、「ミッション・インポッシブル3」の監督をフィンチャー監督が降板したとき、トムさんはカーナハン監督に打診し、一応正式決定となる。

しかし、大人の事情でカーナハン監督も降板(´д`|||)
結果的に降板したことで神アクション映画「スモーキン・エース」を撮ることになるのであった!

ああ、そうそうレイ・リオッタの話ね。

体重大幅増加に髭生やして、貫禄つけたラオウのようなリオッタがスーツ、ネクタイ姿にショットガン持って事情聴取に行くシーンは圧巻(/ー ̄;)

あまりに怖すぎて、やってもない痴漢の罪も自白しそう(。´Д⊂)

リオッタファンはうれションレベルの『超リオッタ』が見られるのである!

リオッタファンも違う人もとりあえず観るべし(^o^)

物語は終始暗くて重くて静かで苦しい展開だが、ラストの衝撃の2転3転シナリオは○

そして、真相は絶対予想できまい(゜〇゜;)

リオッタによるリオッタのためのリオッタ映画と言って過言ではない。

あれ?ジェイソン・パトリックいたの?くらいの怪演(。´Д⊂)

ちなみに映画中で「ファック!」と298回も言われたファック映画でもあるらしい。
↑これ豆な

残念なことに、好評の「レイリオッタ特集」も今回をもって、惜しまれつつも最終回となるらしいよ。
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