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模倣の人生のAOIのレビュー・感想・評価

模倣の人生(1934年製作の映画)
4.1
【黒人母娘が白人母娘の家で住み込み家政婦として働き始め、2人でパンケーキ店を始めるが…】

亡き夫のメイプルシロップ販売の事業を継いだ白人ビートリスも黒人デライラも、一見怪しげな男たちでさえも皆良い人なので安心して観られる

「誰かみたいになりたい生き方」はごめんだけど、目標となる人間に絶対になれなければ、それは“模倣”なのかも知れない

デライラのあの望みは、娘のピオラだけでなく黒人に誇りと希望を与えるものだったと信じたい

差別を取り上げながらも、女性2人の関係を穏やかに描き、自然に人間愛を感じられる作品

Amazonの奥地にはまだまだ名作が眠っている

リメイク『悲しみは空の彼方に』もいつか観たい
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