空飛ぶならドラゴンだろの飛躍的命名センス好き──第21回大阪アジアン映画祭にて。ピンク映画のレジェンド小林悟が共同監督としてクレジットされている台湾映画で、台湾特撮映画の始祖として重要な作品らしい。インカ帝国の宝を集める覆面強盗軍団「宇宙党」と実は空飛ぶスーパーマンの顔を持つ新聞記者の戦いを描いたアクション映画で、盲目の歌姫や内通者の秘書の登場でなんとなく面白くなってもおかしくなさそうな雰囲気だけはあるのたが、なんだろう、この段々と興味が薄れる感じは。どこに向かってるかよくわからんのだ。本作は続編『月光大俠』『飛天怪俠』と合わせて三部作構成で、「次回、『月光大俠』に続く！」と終わった瞬間に会場から緩めのどよめきと「え、これで終わり？」という声が聞こえてきた。ほんとそれな。でもここまできたら『月光大俠』『飛天怪俠』も観ないと満足に死ねない。レストアはされているみたいなので、再来年のOAFFで出会えることを期待してます。

強盗団vs新聞記者という構図、ルイ・フイヤード『レ・ヴァンピール -吸血ギャング団-』（1915）を下敷きにしてるんだろうか。

え！終わり！
ここで！ま！
ってなりました😂

三部作だそーです！