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The Kindergarten Teacher(英題)
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『The Kindergarten Teacher(英題)』に投稿された感想・評価

3.7
【ある意味『シノニムズ』は続編】
※過去ブログより転載

本作は、子育てにより生じる、所有欲を描いた秀作だ。天才児を見つけた先生が彼を守るために奮闘する話と書いてしまえば、そこらへんにある凡庸な作品に見えるのだが、イスラエル出身のナダヴ・ラピドの手にかかれば非常にユニークな作品に化けるのです。冒頭、幼稚園に園児がやってくる。みんな挨拶しながら入っていくのだが、一人だけカメラに突っ込んでいくのだ。この時点で、彼は只者ではないぞと観客も思うのです。そして、ヨアヴ少年の目線でカメラは彼を捉えていく。

幼稚園の先生であるニラは彼には詩の才能があると、休み時間に彼を呼び出して、様々な抽象概念を教え始める。蟻を捻り潰し、痛みを教えようとしたりする。虚空を見て何を見ているのかよくわからないヨアヴではあるのだが、詩の才能の片鱗はチラつく。そして園児は、ヨアヴ少年の家庭が彼を天才にするのを阻んでいると思い始め、だんだんと支配欲、所有欲を募らせていくのだ。

これはある意味、親が息子、娘に英語やフランス語、プログラミングにピアノを習わせて自分の理想な子どもを作り上げるのと似ている。結局のところ、自分が満足したいのであって彼のことは全く考えていないのだ。段々と、ヨアヴに依存するようになる先生は、遂に彼を誘拐してしまう。しかしながら、彼は本当に天才児で、先生がシャワーを浴びている隙に警察を呼び、先生は逮捕されてしまうのだ。そして、少年は保護されると、ニカッと自分の本性の顔を顕にして映画は終わる。

現代の子どもと大人の狭間にある所有欲を巡る寓話、英才教育への強烈な皮肉話として非常によくできている。と同時に、フランスに単身移住し、言葉というものに取り憑かれたナダヴ・ラピドの言葉の反芻というものが本作の詩の描写に投影され、圧倒的作家性が発揮された作品とも捉えられる。主人公の少年の名前がヨアヴということから、ひょっとすると彼が成長した姿は、『シノニムズ』で映し出されるあの面倒臭い移民なのかもしれない。
犬が小便する前みたいに突如ウロウロして詩の詠唱を始める幼稚園生とそれに魅了される教師の話。なかなか面白かった。カメラが誰の主観なのかよく分からんような撮り方をしていてカメラが第三者として居るかのように撮るのがヘンテコで好き。

女教師まで犬の小便みたいにウロウロして詩を詠唱を始めるのワロタ。
海岸で「あの人はアシュケナージ、あの人はスファラディ」みたいな分類をする場面があるがイスラエルではそんな会話が日常的にされてるのか?
女教師、詩人みたいな文化人には簡単に股を開く嫌なインテリ女の感じがよく出ている
マギー・ギレンホールが惚れ込んで自ら製作主演で2018年にリメイクした「キンダーガーテン・ティーチャー」のオリジナル映画。
ナタヴ・ラピド監督作だと後から気付いた。
(劇中の子供の名前ヨアブは次作「シノニムズ」の主人公の名前と同じ、「アヘドの膝」「イエス」の主人公もイニシャルY)

幼稚園の先生が1人の園児ヨアブに詩の才能があることに気付く。その才能を伸ばしていく話ならハートフルなドラマになりそうだが、そうではなく、幼稚園の先生ニラがヨアブに固執していき、母性とは違う独占欲が出てきて、あの子の才能を伸ばしてあげられるのは私だけ!みたいな熱意が歪んだ感情になりおかしな方向に向かう…。
静かなドラマだけど、ストーリーはスリラー寄り。

ヨアブのナニーや父親に言い寄っては遠ざけ、ヨアブを手懐けていくように見えるが、ヨアブは無邪気な子供であるように見えて天才(というか頭のキレ)っぷりが所々に見える。

詩の才能は認めつつも完全に子供として見ていたニラ先生、最後の最後にやられたね。

ニラ先生の静かな狂気が異常で気味悪く、彼女は一体どうするつもりだったのかと考えたりもした。
あまりにノープランというか行き当たりばったり、衝動的。

リメイクを観たのが何年か前なので細かいことは忘れたが、設定の違いがあるくらいでプロットはだいたい同じだったように思う。