Gong

お引越しのGongのネタバレレビュー・内容・結末

お引越し(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

20170520
初めのカットは食卓。
あまり離婚がピンときていない蓮子。
空が飛行機雲で引き裂かれていくカット、
「わかんないうちに変わってくなんて、変やな。」という親が離婚してる同級生との会話。
だんだん実感を得ていく蓮子。
父親のところに行くと、子供ができた会話をしていた。
理科室で火事を起こす。父の会社の目の前で公衆電話をかける。
「家でなんかせこいわ。もっといいことある。」「ずっと考えてたんや、うるしばが幸せになる方法」
立てこもる準備。母親が帰ってくる。
父、恋人、たちがくる。
立て籠もってる廊下の前で夫婦喧嘩。
「なんで産んだ」と二度言った蓮子の言葉を聞いて、揉み合ってた母は風呂場のガラスの扉をパンチ。血だらけの手。蓮子逃げる。恋人の陰に隠れている蓮子を見て、なんなのその目、という。
夕方、鈴虫が鳴く。トイレで静かに泣く蓮子。夜。別々に思い耽る母と父。
静かに涙を流す母、それを見つめる恋人、隣で大根をする父。
麒麟のぬいぐるみ。取ろうとする父、落とす、拾えず階段を転がる麒麟。
川で魚釣り、道を歩く、朝方朝顔に水をあげやかんの水でうがい、お墓まいり(ちょうちんの灯り、歌を歌う)
お母さんとふたりで鉄板焼き屋さん。
状況を受け入れたような蓮子。
父のバイクにのる「来年は3人で大文字みにいこな.なぁお父さん、もうあかんの?」切なそうに笑う父、大文字の大、がうつる。
そんなんしたら先輩に殺されてしまうやん、と後輩?
今週の土曜琵琶湖行くわ、と蓮子。今年も行く、という。電車の切符もホテルの予約もした、と。
電車。母と蓮子。ホテルロビー、父がいる。「宿題の答えもってきたぞ」と父、椅子に座る。
父「帰ろうと思ってるんや。もういっぺん3人でやってきたいと思ってる。」
母「帰って」父「何をいうても遅いとわかってる」
父「蓮をバイクに乗せたときな、ぬくかってな、俺の探してたもんこれやおもった」
母「したらなんでこんなとこにいんのやろ、前みたいに良かったときみたいに3人で揃ってしもて、あんなにあんなに良かったときみたいにまた3人で揃ってしもって、うちはなんでこんなとこにいんのやろ、勝手な人やな、もう勝手やないの」カメラは蓮子を映す。走り出す蓮子。
ホテルの外、父縄跳びの話。蓮子「繋いで長くしたらええやん!」疲れてしもうたんや。そんなアホなこといいにきたんか?と蓮子。
最初はちょこーと夢見てるだけやった、そしたらだんだん大きくなってな。ひとりで生きたい、そう思った。
蓮子「お父さん、私のこと好きか?」
ああ、すきや。大好きや。 と父。走る蓮子。
橋の上、お祭りの準備。
走る母親、自転車を借りる。
おじいちゃんに話しかけると間違って水かけられる。縁側で寝てる蓮子、お婆さんお爺さんがはなしをしてると起きる。
「忘れてもかなしいことない?」
「ない。忘れてしもうたほうがええんや。昔の思い出っちゅうんわ片手で数えられるくらいで充分や」手を見て思い出を振り返る蓮子、「たりひん」
息子が大好きだったという杏仁豆腐?を持ってくるお婆さん。今日はどこにいるの?、お爺さん上に指差す。二階か。もっと上や。上を見上げてお爺さんお婆さんの顔を見る蓮子。いただきまーす!と上に向かって言う。かわいい。
お祭りにお爺さんと行く。
蓮子をみつけ、橋から大声を出す母親。
「うちと2人だったらあかんか」
「うちあんたのことなんにもみてへんかった。ふたりでかっこついたらなるそう思ってたんや。お父さんと違ごうて、うちがめちゃくちゃにしてたんかな?」
「もうええの、もうどうでもええのや。あたし、はよう大きくなるからね。早く大人になるからー!」橋から笑い泣く母親。しゃがみこむ蓮子。おじいさんどうしたんやと駆け寄る。来年も来るから元気でな、死んだらあかんでと言い残し、走る蓮子。
父、バイク、丘から花火見る。
火を見つめる蓮子。山。火がついた藁をもつ様子をみる。(まつり?)火を回す少年。
見つめてた蓮子、集まりから抜け出し1人座る。悲しそうな瞳。
川を歩く。満月。あーーんと、吠える。歩く。祭りの後、散乱したところに寝転がる。
わぁ、と川辺に駆け寄る。龍を運ぶ男たち、そのなかに父親。お揃いの花柄ワンピースで父に水をかけ、じゃれ合う3人。(昔の自分?)それを楽しげにみてる今の蓮子。だが父と母がどんどん川に深く入っていき、「どこ行くの?ひとりにしんといて。お父さん、お母さん、どこいくの、なぁどこいったん?私1人にしんといて」という花柄ワンピースの蓮子。それをみつめてた蓮子は「おめでとーございまーす」と何度もいう。花柄ワンピースの蓮子近づき、それを蓮子抱きしめる。後ろには燃えている龍。離れて、おめでとーございますと繰り返す。どんどん燃えて崩れていく龍。手を振る蓮子。朝、川の真ん中で手を振り叫び続ける蓮子だけになっていた。岸に戻り、服を絞る。焚き火?に木をくべる。母、おめでとうございますと遠くから話しかける。ニコニコしながら火をいじり、カメラを向く、母を振り返りみて、手を振る。
電車で母と蓮子。離婚届を返す。
しわくちゃや、いつ渡せばええんやろか。なぁ、らいねんもまたこよな。と母。うん、と蓮子。
お菓子を食べるふたり。森のくまさんを歌う母、ハモる蓮子。キャラメル?を食べながら歌う蓮子。ハイタッチする。
授業中作文読んでる。「これが、漆原家における、不思議な出来事の一部始終です。だから、うちの家族は普通とはちょっと違うかもしれません。私とお母さんとの間で、新しい契約書が出来てます。一晩中ふたりで考えて作りました。今度は私も守れるとおもいます。まだちょっとしんどいけど、ニコニコしている時間がだんだん増えてきました」拍手。
みんなで下校。青い服着て赤い帽子かぶってた蓮子、後ろ振り返る、みんな走る。蓮子帽子取り、横に走る。カメラが並木道の木を横切ると、チェックのワンピースでまわる蓮子。道端には、花屋、絵を描く外人、白の日傘のおばさんがこんにちは。という。こんにちは、と返す蓮子、どこいきはるんえ?未来へ。きぃつけてな。手を振る蓮子。
(エンディング)赤い車から降りた赤ん坊もった女。かわいい、何ヶ月?と蓮子。1ヶ月。おめでとう。ありがとう。その父親に腹パンチしておめでとう。ありがとう。ばいばい!
バイオリンする少年の後ろでピアノの真似?
滑り台のようなもの、にのる。近くに竹馬に乗る子供。花屋の前の麒麟を手に取り、走ってきた一輪車の少女に手渡す。花を見て、薔薇をもらう、
ベンチに座ってた女(たぶん母親)にわたしハグ。
テーブルでワインを飲んでた父のグラスを置き、肩もみ。かごめかごめしてた子供達に混ざる。幼稚園児と黄色い帽子、気にかかってたものを魔法?で取る。木を挟んで、でてきたのは中学の制服?を着た三つ編みの蓮子。
Gong

Gong