ぬーこ

星を追う子どものぬーこのレビュー・感想・評価

星を追う子ども(2011年製作の映画)
3.5
新海誠のファンタジー

何度見ても思うジブリ感
ナウシカ、ラピュタ、ゲドが混ざったような作品

序盤のケツァルトル=おこと主、ミミ=きつねりす、夷族=影、人型ケツァルトル=ロボット兵とオマージュしてそうな部分が所々にある。
一方、アクション、バトルシーンは最初のケツァルトル、夷族から逃げる、村の男らとシンが戦う場面くらいでジブリと比べスケール感がダウンしている。

ジブリと違い原作がない本作。
その中で古代の伝承のアガルタを使い、滅びゆく世界と死者の魂を運ぶ方舟など異世界観はしっかりと考えられていて良いと思った。ジブリっぽいというだけで低い評価を受ける作品ではないと思った。

どちらかと言うとアスナの動機や夷族の説明が不足していて、その点で感情移入しきれなかったのはある。途中、先生の方が主人公じゃんとも思った

そして相変わらず星空描くのはほんと綺麗

2021.82
ぬーこ

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