yasu555overseas

星を追う子どものyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

星を追う子ども(2011年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

さっきアマゾンプライムで見ました。

作画による世界観がジブリの「となりのトトロ」、「耳をすませば」、主役の少女アスナとシュンが持つ鉱石 "クラヴィス" を見たとき、「天空の城/ラピュタ」を意識してそれらを彷彿させられました。専門的な用語が多かったですが、最低限理解出来ました。

アスナがアガルタ(地下世界)に行きたかったのは"猫のような動物・ミミと遊んで日々を暮らしてた事と、父の形見である鉱石:クラヴィスをアスナが持ってた事と父が既に亡くなってて父が生前の時にクラヴィスを持ってたという事を自分なりの推理からすればアスナはそれらの運命を感じてアガルタに行かねばならない使命を背負ってたからアガルタに行きたくて行ったのやと考えられました。

ミミを加えたアスナと小学校教師(表の顔)/アルカンジェリ(裏ではアガルタの秘密を狙う組織の1員)の森崎が広大な地下世界を旅した世界観が諸(もろ)ジブリやメイド・イン・アビス、ゲームのRPGな世界観をモチーフにしたように見えました。

アガルタを巡る歴史上の人物等(ナポレオン、ナチスのヒットラー、ヨセフ・スターリンとか)のモチーフにした事は興味深く、ユニークな設定でした。

アガルタ、黄泉の国に居た伊邪那美(イザナミ)、伊弉諾(イザナギ)、シャンバラ、ハーデスの小ネタが出てきてアガルタと共通してるように設定した新海誠らしいアイデアなのかもしれません。



最後、森崎が亡くなった妻に会う為に自分の片目を代償に傷付けて、アスナを昏睡状態にし、アスナの姿を妻の姿に変えて貰ったその願いを「シャクナ・ヴィマーナ」に言った結果は良い願いを叶えるか?悪い願いを叶えるか?運命の願いを迫られたような結果でした。 間違った運命を決めずに、もし、アスナが森崎と絶壁の崖へ一緒に降りてたらシナリオは別の良い展開に変わってたのではないかと思いました。そうなれば評価ももっと変わってました。