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星を追う子どものfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

星を追う子ども(2011年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

新海誠3本目。
ジャケ写には全然惹かれなかったけど始まったらするりと引き込まれて楽しく観られた。
Filmarksの平均点が低くて驚いた。確かにナウシカ、ラピュタ、もののけ姫、ゲド戦記あたりの影響を色濃く感じたしパクりだと騒ぐ人が居そうではあるけど、別につまらないとは思わなかった。絶賛できるような面白さは無かったけど。自分は先に挙げた作品に対して特別な感情は無いので、ジブリへのオマージュは途中で出てきた『漂流教室』や『GANTZ』のモチーフと同様に楽しく観ることのできる要素になっていたと思う。
第二人類がアスナとマナを監禁した理由が分からなかった。何か事情があって途中から味方になるパターンかもと思いながら観てしまった。結果的にマナと出会いシュンと助け合って仲を深めるために用意された物語の歯車でしかない事実に少しがっかりした。
不意打ちのガンツに笑ってしまった。ほとんど説明が無かったのも潔かった。
ムスカが妻を蘇らせたのは良かったけど、アスナを元に戻す方法がとてもシンプルで残念だった。シュンとムスカの駆け引きをもう少し面白く見せたり出来たと思う。もしくはもっと中盤に主人公としてのアスナを退場させて、主人公をシュンにバトンタッチして元に戻すまでの物語を描くとか。
成長がテーマだとは思えなかったのでラストで少し大きくなったアスナの姿を見せられる意味もよく分からなかった。
音楽は全く記憶に無い。
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