矢吹健を称える会

俺は善人だの矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

俺は善人だ(1935年製作の映画)
3.7
 エドワード・G・ロビンソンの芸達者ぶりに改めて感心。社長たちと酒を飲むシーンでの「酔っぱらって楽しくなるってこういうことなのかあ」みたいな演技がたまらない。マニオン氏との演じ分けも素晴らしい。
 マニオンが'Slugs'と呼ばれる男性を殺害するシーンは、ホワイトアウトして省略するという珍しい描写で驚いたが、これはかなり怖かった。ギャグと恐怖の両立という点でも、本作は高い達成度を示しているように思う。