矢吹健を称える会

ヴィクラムとヴェーダ ヒンディー語版の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

3.0
 「タミル語版」と続けて見た。ほぼ完コピ。サイフ・アリー・カーンと奥さんとのなれそめという超どうでもいいエピソードから、最後の演出まで……で、見終わってから監督の名前見て「(オリジナルと)同じ人なのかよ!」と驚いた。全く同じ話を5年でリメイクするってどういう気持ちだったのだろう。

 完コピと書いたが実はけっこう細部が調整されており、その変更箇所は概ね好印象を持った。撮影が段違いにグレードアップしていて、主演2名の西欧的な顔立ちも相まって、画面がシャープなのが好ましい。
 アクションシーン・銃撃戦もそれぞれ向上していて、特に途中の窓ガラスを使った殺人シーンはめちゃくちゃ嫌で良かった。個人的には蛍光塗料か何かを使った、"アルコーリヤ"のダンスシーンが馬鹿すぎて最高。作品自体はともかく、このダンスシーン(ちなみに、YouTubeで見られる https://www.youtube.com/watch?v=ymIGRBFadUo)は一見の価値があると思う。