まあ何も期待していなかったのだが、新キャラ(らしい)2人を全く描けていないのでドラマもへったくれもない。というか、効果音と音楽とスローモーションに頼って「感動シーンっぽい場面」をやってるだけ。虚無にも程があるだろ。
あと佐藤隆太、微笑んだり叫んだりするだけでひとつも指導をしておらず、この集団何なんだ感がどんどん強くなる。
途中から試合が始まるのだが、いくらなんでもスローモーションを連発しすぎだろう。誇張じゃなく、一打席あたり2、3回はスローモーションになる。しかも打ったり塁に出たりするたびに、ダグアウトから選手が飛び出してきて全員で抱き合ったりするので、アホかこいつらはと思った。
また、「夢」「奇跡」などの言葉の濫用も、いいかげんウンザリさせられる。お前らに相対するチームの「夢」が今まさに、ニャーニャー言う馬鹿のふざけたアタリで潰されようとしてるんだが。舐めてんのか。
宇多丸の解説によって伝説と化したラスト十数分にはもちろん呆れかえったが、その直前、佐藤隆太が生徒たちのロッカーをひとつひとつ見つめるシーンにも驚愕。すごすぎる……。