赤坂の高層ホテルのエレベーターで黒人男性が刺されて死ぬ。被害者はニューヨークから来日したことがわかり、遺留品には古びた麦わら帽子と『西條八十詩集』があった。その男性には戦後の米軍占領下における出生の秘密があった。その秘密を探っていくことで、死の真相にたどり着く。
この時代の作品はほぼ観たことがなく、夫のリクエストで鑑賞。
冒頭はニューヨークロケがあり、想像と違ってお金がかかってるなというのが第一印象。
ファッションショーのシーンが長くてちょっと早送り。でもそんなに古臭く感じないのが不思議。
松田優作さん、岩城滉一さん、竹下景子さんなど知ってる俳優さんが出てきたけど当然ながら皆若い。
松田優作さんは大物感が漂ってた。
西条八十の詩から引用され「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」というフレーズが大流行したという詩をインターネットで少し読んだけど、素敵だった。
「Mama Do you remember」の歌と共に谷底に落ちていく麦わら帽子の映像が印象的。
今なら撮影できる方法はいくらでもあると思うけど、当時はどうやって撮影したんだろう。