めしいらず

犬の生活のめしいらずのレビュー・感想・評価

犬の生活(1918年製作の映画)
3.6
チャップリン映画を思う時に誰もがイメージするだろう”笑いとペーソス”のスタイルが本作で確立し、今なお愛され続ける綺羅星の如き作品群の最初の一本ともなった映画史のマイルストーン。追ってくる警官を巧みにかわす。タイミングが鮮やかな屋台での盗み食い。強盗を欺く二人羽織。そんな至芸の数々。ドタバタ劇としての完成度の高さは言わずもがなであるけれど、それだけでなくあぶれ者に向ける共感と労わりがストーリーに織り込まれ作品の厚みが増した。そして忘れてならぬ野良犬スクラップスの名演。何度観ても素晴らしい。
再…鑑賞。
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