今にも通じることばかりの映画でとても良かった。シャーリーマクレーン大好きなので(アパートの鍵貸しますがめちゃくちゃ好きです)、これまた大好きなオードリーヘップバーンとの共演作、ずっと見たかった。
同性愛者への偏見もすごかっただろう時代に、こういう舞台の原作があることも素晴らしいし、プロットの起承転結もうまく心に響く仕様になっていてすごい。
あとあの子役が憎たらし過ぎる…演技上手…。最後おばあちゃんにバレた時の表情まで全部上手い。シャーリーマクレーンもやっぱり演技力お化け…。オードリーに向ける眼差しとか、振り返ってみるとそうなのかも、と思わせますね。
脚本がそうなのか、監督がそうしたのかわかりませんが、物事の結末を見せないシーンが多くて、こちらが次のシーンで推測する、というのが多いのも面白い。全部説明する必要はないもんね。表情のクローズアップがすごく効果的だと思いました。
根拠のない誹謗中傷に心を痛めて亡くなる人が出る、というのは今の時代も一緒のことで。もう映画が出て50年以上ですが、こんなことが起きない世の中であってほしいですね。
