すみこ

七人の侍のすみこのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
3.7
これまで3回トライしてきて、途中で挫折してきた作品…(すみません)
ようやく完走できた!!

荒野の七人は見ていたのだが、振り返ると三船さんみたいなキャラがいないんですよね。
三船さんのお芝居、最初はバカの演技がうますぎてそれしか記憶に残ってなかったんだけど、喋り出してから、昔の映画によくある感じの、単調な喋りがなくて、現代劇でも通じる抑揚に感動した。お芝居の古臭くない感じ。すごい。志村さんも同じことを感じたな。

これ3回挫折した理由として、名前と顔が覚えられない、というのがありました。笑
結局今回も最後まで、ドアのところで試された時に入らなかった剣の達人と、志村さんの昔馴染みの人が混ざってました(おい)
単純に俳優に見慣れてないからなのかなあ…

昔馴染みの人と志村さんが生き残って、「また生き残ったな」というところがとても感慨深く、そして悲しみを感じる、作り。
戦いのテンポ感はえげつないですね。
現代の映画に見慣れているとそこまでをもうちょっとテンポアップして欲しい感じはあったけど、名監督たちが黒澤明監督の名前をあげるわけだからそこは私の考えが足りてないんだろうな……と反省しました。
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