snmc

三十三間堂通し矢物語のsnmcのレビュー・感想・評価

三十三間堂通し矢物語(1945年製作の映画)
4.0
太平洋戦争末期に撮られた成瀬初の時代劇。ノーマークだったけれど早稲田松竹で見て、かなり好きだった。いちばん好きなのは、星野勘左衛門が「先人の達したものを、後から来る者は越える務めがあるのだ」と大八郎を鼓舞するところ。敗戦濃厚だったと思われる時代背景からのメッセージとも取れて、熱くなる。長谷川一夫は、現代の感覚ではイケメンとは思えないが華があって、チンピラとのやりとりもユーモアがありかっこいい。
snmc

snmc