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人情紙風船のsnmcのレビュー・感想・評価

人情紙風船(1937年製作の映画)
3.5
群像劇かつ登場人物たちの背景等があまり描かれず、ちょっと物足りないなあというのが鑑賞直後の感想。独特の言い回しが耳に心地よくリズミカルなのは、トーキーへの移行時期だったのもあるのだろうか。山中貞雄は28歳で戦死しており遺作とのこと。才能ある若者であっても戦争に駆り出された中で、現代で同世代の自分を省みると、頑張らねば申し訳ないという気持ちになる。
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