スターリングラードに関連する小説を読んだので10年ぶりくらいの視聴です。
いやぁ…凄惨でした。
全ての登場人物において救いがありませんし、この地における勝者もあえて表現されていません。
ただ静かに幕引きがなされます…が。
一兵卒の狂気がほとんど描かれていないため、あまりにドイツ寄りの作品となっています。
これですと上官の一部にしか狂気がなくほとんどのドイツ兵も被害者であるかのようです。
これではダメですよね。こんな綺麗ごとにしてはいけない戦争だったはずですよね。
合作とはいえこれをドイツ製作で世に出したのは…色々と当時問題になっただろうなぁ…
もちろん私も戦争を知っている世代ではないのですが物語としては兎も角、戦争映画としてドイツが制作してはいけない作品だと思います。
残念ながら色々な意味でおすすめはできません。
(物語として惹き込まれるシーンは多々ありますが)