スターリングラードの作品情報・感想・評価・動画配信

「スターリングラード」に投稿された感想・評価


スターリングラードに関連する小説を読んだので10年ぶりくらいの視聴です。

いやぁ…凄惨でした。
全ての登場人物において救いがありませんし、この地における勝者もあえて表現されていません。

ただ静かに幕引きがなされます…が。

一兵卒の狂気がほとんど描かれていないため、あまりにドイツ寄りの作品となっています。
これですと上官の一部にしか狂気がなくほとんどのドイツ兵も被害者であるかのようです。
これではダメですよね。こんな綺麗ごとにしてはいけない戦争だったはずですよね。

合作とはいえこれをドイツ製作で世に出したのは…色々と当時問題になっただろうなぁ…

もちろん私も戦争を知っている世代ではないのですが物語としては兎も角、戦争映画としてドイツが制作してはいけない作品だと思います。

残念ながら色々な意味でおすすめはできません。
(物語として惹き込まれるシーンは多々ありますが)
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

3.5
 スターリングラードの地獄を描いたドイツ映画。

 いやぁ、これは悲惨すぎて見てられん。序盤の戦闘シーンも激烈なのだが、その後の登場人物達が脱走兵(?)のようにロシアの雪原をゾンビみたいに歩きまわる様なんかはもういったい何の映画なんだという気持ちになる。
 勝った側のソ連の市民や軍人さん達もひどい有り様なのだから、本当にスターリングラードというのは地獄だったんだなぁと思う。それを伝える映画として、充分過ぎるほど伝わった。
ドイツ兵の目線から見た、スターリングラード戦の戦争映画です。

冒頭、イタリアの海辺の避暑地から始まる。
どうやら、この部隊はアフリカ戦線を闘いぬき、療養休暇中だったらしい。
ここで大怪我を負った小隊長が、初めて出陣するらしい良家出身の少尉と交代して、一同はレニングラードへと向かう…。

演出的には全体的にもったりしているというか、日本の戦争映画に似ています。
冬将軍の凄まじさはよく描かれてはいますが、私がダメだった所は、小隊のメインメンバー達が、皆考え方が一致していて、仲良しこよしだったところです。

小隊長の少尉は良家出身の世間知らずの若者ですが、清廉潔白な良い奴で、庶民出身で叩き上げの兵士達の側に立った発言、行動をしますし、
懲罰を受けた時も、「お前のせいだ!」などと逆恨みする奴は誰もいないし、ロシア人の子供の扱いに対しても、皆同じ考え方をしているのです。
普通は、狭い所で始終顔を突き合わしているんだから、些細な事で対立したり、小さな事で恨んだり妬んだり、しませんかね?

ジュード・ロウがロシアのスナイパーを演じた方の『スターリングラード』は、エンタメ作品といわれていても、ドイツ側の敵スナイパー役エド・ハリスや、友人のインテリ君ジョセフ・ファインズの嫉妬心など、人間の心理描写も面白かったんですが。
それに、こちらは冒頭で、「列車を降りたら2分で戦場」と、映像で端的に見せてるところがすごかったですし…。

ロシアの女性兵士の出し方も、「この人達が良い人だって事は、もう十分分かったから」と、私はイラっとしてしまいました。 "
500

500の感想・評価

3.4
国境のトンネルを抜けると、そこは雪国だった…。


陽光煌めくイタリアの海岸での休暇を終えたドイツ第6軍の次なる任地は、極寒のロシア、スターリングラード戦線だった。
まさに地獄の行軍。
進めば進むほど戦況は悪化していき、「死んだ方がマシ」と思えるほど。

「寒さはいいナ、何も感じなくて済む…」

ここまで救いがないと、いっそ清々しい。
戦争がいかに馬鹿げたことか、これを観れば分かります。
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0
1942年に発生したスターリングラード攻防戦をドイツ側の視点で描いた戦争大作。

大規模且つ熾烈な市街戦の模様を描いたものかと思っていたが、意外にもその予想は裏切られた。
市街戦での激闘は前半に少し描かれているに留まっている。
その代わり、雪原で敵の戦車隊と対峙、戦闘の場面は一つのクライマックスだ。

映画全体としてみると、極寒の戦場という自然の猛威や厳しさ、そして戦場で命を擲って戦うことへの疑問を投げ掛けた作品だった。

故郷にいる恋人や母親のことを想い、一刻も早く母国へ帰還したいと思ったり、出会ったロシア人女性に対し「もう殺しはたくさんだ」と正直な気持ちを吐露する場面がある。

ヒトラーへの忠誠を誓わされ、戦いを強いられる兵士たち。組織の末端で、最前線で戦うドイツ兵士たちは連合国兵士と同様、感情を持った生身の人間であることに疑いはない。
敵・味方、正義・悪も関係なく、兵士たちは戦争の犠牲者となってゆく。

そんな兵士たちの感情や戦況全てを飲み込んでしまうロシアの極寒。
観ているだけで猛烈な寒さが伝わってくる。
「寒さはありがたい。何も感じなくて済む」
という兵士の言葉は生きることへの諦めだとしか受け取れないし、非情に切ない言葉だ。

戦後、無事母国に帰還できたのはほんの僅かだった。
驚異的な生存率の低さ。
その数字もこの映画を観れば納得だ。

生きられない。
ぼ

ぼの感想・評価

4.5
個人的に1番好きな戦争を題材にした作品。凍てつくような寒さと、戦争の悲惨さが映像からダイレクトに伝わる。
ロシア兵が英語喋るジュードロウ&レイチェルワイズ版の方が売れてしまうのよくわかる
けぶお

けぶおの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

バッドエンド過ぎてドイツ兵達が可哀想すぎる…。

冒頭と終盤の差が激しすぎてこっちが凍死する…!
暖かい海で海水浴をしてワイワイしてたと思ったら、終盤では上官の足が凍傷で腐ったり、凍える大地で地雷除去したり、観てて辛かったです。
クリスマスの日に粗末なパンだけって…。

正義感が強い主人公だから、ナチスの思想に添わなくて国が違ったら大活躍をしたんだろうなって思いました。
敵国の男の子も保護しちゃうお人好しだし…。
逃げようと死体から診断書を盗んで、飛行機に乗ろうと思ったら、もう少しの所で行っちゃうし…。
最後は降伏しようと思ったら一緒に逃げてたソ連女性兵士は射殺されて、右も左も分からない吹雪の中で死ぬとか救いが無さすぎる…!
ARiES

ARiESの感想・評価

5.0

この世でもっとも美しい🧊
涙さえも凍る、マイナス50度の氷の戦場、
美化せず, 誇張せず, 冷静に描かれている。


観終わったあと
暫く動けませんでした・・・ 🌬🥀


世界で一番、ドイツ軍の軍服が似合う俳優
トーマス・クレッチマン🪖

「戦場のピアニスト」
ホーゼンフェルト大尉でしたね。


主役のヴィッツラント少尉を演じているの
ですが…とにかくかっこいい🚬


個人的には🚬アフリカ戦線で武勲をたて
たフリッツ伍長を演じている
ドミニク・ホルヴィッツが、最高でした。


輝くイタリアの海水浴場での休暇から
トンネルを抜けるとどんより曇ったロシア
の平原。

土砂降りの中を町に着けば
あふれる戦傷者に捕虜への無慈悲な虐待。

苛烈な市街戦と炎、ネズミのはびこる真っ
暗な地下道の戦い。
泥、血、凍傷、そして真っ白な雪原の中で
の絶望感・・・


クリスマス🎄だから
特別にパンを配給する、

"パンをくださいと頭を下げろ" だなんて
人間のすることではないね。
強制してロシア市民と子供を・・・

ハラー大尉の死に様。

激しい戦いの中、妻の不義理の知らせとか
地獄すぎる。


寒さの一番のよさは・・・
何も感じずに済むことだ・・・
何もかも、凍らせてくれて
涙も凍ってでない・・・

行け・・・僕を置いて逃げろ・・・

寒さの一番のよさは・・・

(ヴィッツラント少尉)



日焼けの心配がない・・・

砂漠を知ってるか? ひどい所だぜ・・・

クソ暑くて.... 全身から汗が出続ける.....
体が溶けそうに暑い …....砂漠は最低だ。
でも…星は美しい・・・


星に・・・手が・・・届きそうだ・・・

(フリッツ・ライザー伍長)



🌬🥀

このレビューはネタバレを含みます

敵兵、飢餓、極寒
様々な敵と戦い徐々に体と心が朽ちて行く様がなんだか生々しくて恐ろしさを覚える
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