ハリウッドの偏ったゲイ描写の歴史を辿ったドキュメンタリー「セルロイドクローゼット」でも取り上げられていた映画。
アルパチーノ演じる刑事が連続殺人事件の囮捜査でNYの地下ゲイコミュニティに入り込んでいく話。確かに「セックスと暴力とドラッグに支配されたアングラ世界」的に描写されており当時のLGBTコミュニティから反発あったのは想像できる。
でもフリードキンだからね。。。フリードキンの暴力支配世界観の投影モチーフとしてゲイコミュニティを選んだだけで(それ自体も問題あるけど)ホモフォビア助長の意図は感じられ無い。脚本や展開はそんなに面白くなく、フリードキン映画でも中くらいの出来。