ヤギ

絞死刑のヤギのレビュー・感想・評価

絞死刑(1968年製作の映画)
4.0
早稲田松竹、ありがとう。どこのサブスクにもレンタルショップにもない大島渚作品。まさかこんなに前衛的とは。
絞首刑に処されるも死亡せず、記憶をなくしてしまった在日韓国人の青年。彼に自らの罪を思い出させるため、刑務官らによる茶番が繰り広げられ、戦後直後の日本の法政、官僚制、人種差別が風刺されていく。
処刑場にいたはずが茶番劇を進めるうちに時空間が移動していたりと、まるで今敏のアニメーションのようだった。
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