絞死刑の作品情報・感想・評価

「絞死刑」に投稿された感想・評価

皆さんは死刑制度に賛成ですか
反対ですか

大島渚が力技で死刑制度に肉薄していく
大島渚は以前駅前で募金集めをする傷痍軍人のドキュメンタリーを撮ってたけど当然其処には利権が絡んでいて殺気だっている兄ちゃんが妨害しようとするもあの巨体で有無を言わせずカメラを回して特攻状態です!このころの大島渚監督は正に闘志だったね!
そういえば若者の味方と持ち上げられ昔の写真やドキュメンタリー見てると学生寮の壁にこの映画と同じ監督の少年とがセットになって壁に貼ってあるのをよく見ていて気になってました
思想は別にして熱い時代だったようであります
barakachan

barakachanの感想・評価

4.5
シネマハウス大塚で崔洋一監督のトークショー付きで鑑賞。

事前の予想を超えたすごい映画だった。
在日朝鮮人の死刑囚が犯罪に至るまでの家庭環境、差別を描いただけでなく、国家が人を裁くということも観る人に課題として突きつける…当時の思想の一つの在り方も色濃く反映していた

映画は死刑場が舞台だけど、天才美術監督、戸田重昌により、印象に残る場面がいくつも作られていた。
特に主人公Rの家の壁を新聞紙を貼って模したり、窓から見える日の丸で国家を強く象徴させたりする場面の作りは圧巻。

どういう思想を持つかは、人それぞれ。
ただ映画はその一つを描く力を持っているし、議論を呼び起こす力をもっているものなんだなと実感。
そういう時代だったと片付けてしまうと、映画の力はますます弱まるように思ってしまった。
とにかく力強い映画だった。
はみ出し、繰り返す映画
ラディカルなユーモアが刺激的
死刑場から外に出て繰り広げられる
想像シーンが秀逸
河原で駅前で氷屋で屋上で
魅力的な顔、顔、顔
シネマハウス大塚で森達也と大島渚の息子のトークつきで観た。あんまたいしたこと言ってなかった...
まさ

まさの感想・評価

3.0
死刑執行の一部始終が描かれるのだが…
一度処刑が失敗し、在日朝鮮人である死刑囚”R”が記憶を失ってしまう…
どうしてもRの記憶を蘇らせ、死刑執行を完了させたかったのだが…

描き方が面白いね。ユーモアたっぷりに描かれ、笑ってしまうくらいだ。もはや全編コント。

死刑制度に賛成か…反対か…
民族問題…
メッセージ性が非常に強い。
あき

あきの感想・評価

5.0
日本の死刑制度だけじゃない、この時代が抱えていた、貧困ゆえの犯罪、人種、いろんな問題をRが素朴な質問で刺す。
答えられる人間がどれだけいるだろう。
Abu

Abuの感想・評価

-
鑑賞済

その昔、映画好きの友人に「面白い映画があるので観せてやろう」と言われ、彼の自宅で仲良く観た。

日本映画は狂っていた時代がある。
その象徴のような作品。

それが感想です。

ちなみに彼の趣味はモデルガンと粘土でフィギュアを作る事でした。
頭が飽和状態。
テーマ重いから身構えていたのに、予想外に喜劇的要素強めでどんどん持ってかれる。でも姉が出てくるあたりから少し冗長な気もした。新聞紙一面に貼った部屋とか多用される日の丸とか、そういう意味あるのか無いのかみたいなの嫌いじゃない。

教誨師の石堂淑朗ウザすぎおもしろい。佐藤慶好きすぎる。
李香卵

李香卵の感想・評価

5.0
この頃の大島渚の作品群は本当に狂っている。と、同時に怒っている。

世の中の不条理に対して不条理で拮抗するのが大島流なのかも。だから単なる重苦しい社会派映画などという胡散臭さが微塵もなく、アヴァンギャルドかつポップな作品のように感じてしまう。しかし鑑賞後はとにかくヘビーさが残り、若い女性は絶対観ないほうがいい。

こういう暗鬱な内容の映画に対してこのような言い方は不適切かもしれないが隅々にまで『洒落』が効いている。

単なる皮肉ではなく、全体を覆うスノビッシュな仕掛けが隅々にある。非常に重苦しい内容を重苦しく演出するだけなら誰だって出来るが、大島渚はそれを下卑たコメディーか或いはファンタジー映画のように撮ってしまう。それ自体がすごく勇気のいる行為なのに、ここまで徹底的にやるのは外国の監督でもそうそういないと思う。

あまりに難解過ぎる展開についていけず中盤で投げる人もいるだろうが、自分はラストまでぐいぐい引き込まれた。
Chinatsu

Chinatsuの感想・評価

3.5

『Rの肉体は死刑を拒否した』

死刑制度と罪と罰と宗教と仕事と朝鮮人と戦争と貧困と…
>|