人間の醜さを隠さないためのコメディ。この映画がコメディでなければ、共有されるべき醜さも表れることはなかったし、Rさんとの距離感や理解の差も生まれなかった。
時間や空間を移動するようなこの世界観にはモ…
いわゆる、ワン・シチュエーションの密室劇作品(大ラスにその“密室シバリ ” が破かれるけれど。)。
しかし、それ以上に興味深いのは、実際に起きた事件を題材としながらも、「死刑執行したはずなのに死な…
「国家が存在する限り、無罪である」
国家は最大の加害者であるという、実に挑発的で皮肉めいた描写での終わり方が印象的で良い。
ただ、「死刑制度に賛成か反対か?」という壮大なテーマから始まる物語にしては…
確かにこれはサブスク配信もTV放映は不可能であると冒頭から思わせるシーンが多いけど、中盤で幻影の死体からお姉さんが見えてきてからずっとついていけなかった。
ただジャケットからは想像もできないような…