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ヒトラーの毒見役

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『ヒトラーの毒見役』に投稿された感想・評価

実在したとされる『ヒトラーの毒見役』。
ヒトラーの大本営がある近辺の地元から選ばれた女性たちの物語。

“食べて死ぬか”。
“撃たれて死ぬか”。

総統の食事に毒を守られることを恐れたナチスドイツ軍の幹部が用意した『ヒトラーの毒見役』。
総統がそこにいる日は必ず出す昼食と夕食の候補を毒見させられる。

突如として召集されて困惑しながら、とにかく部屋に通されてご馳走を食べさせる女性たち。
最初こそその豪華さに浮き足立つも、そんな唐突な流れに何やら不穏な空気を感じる。

一通り口に入れた後で告げられるこの流れの意図、、、『ヒトラーの毒見役』。

食べねば話は進まず、席を立つことも許されず、食べた後もしばらく経過観察。
そんな生きた心地のしない時間を延々と。1日昼食と夕食の2回。
ヒトラーがいる日は毎日毎日通ってはこのただならぬ雰囲気で、何が起きるかわからない食事。

毒味が終わった後や、ヒトラーが不在時は暇を出されて自宅に戻れる。
昼食と夕食の間は、建物内の中庭みたいなところでしばしの歓談。

そんな危険と隣り合わせの仕事を与えられた女性達に芽生える関係性、絆。
友情と呼べるのかはわからない、運命共同体のような女性集団。

建物内には彼女達以外に女性もあまりいないので独特の空気を纏うこの『ヒトラーの毒見役』たち。

女性達のほとんどは夫が戦場に旅立ち、戦死したり、行方不明になっていたり。
自分の家族のことで心配や不安が絶えない中で半強制的にこの毎日の繰り返し。

1943年ぐらいから始まって1945年の手前ぐらい。つまり、第二次世界大戦がヒトラーの死とドイツ軍が降伏するまで、2年強の年月をナチスドイツ軍の中枢で『ヒトラーの毒見役』として従事させられた女性達の物語。

この中尉もいいやつなのか、なんなのか。
指示系統の徹底さだったり、ヒトラーへの忠誠心だったり、この中尉にしろドイツ国内の彼への心酔さだったり、ユダヤ人の迫害だったり。

トムクルーズが『ワルキューレ』で演じたシュタウフェンベルグの“ヒトラー暗殺計画”だったり、ロシアが攻勢に出てドイツに侵入してきたり、数々の“ユダヤ人”の迫害、虐殺の話だったり。

色んな作品や歴史上で起きていることがすぐ近くで起きている生々しい背景として横たわっている。

だけども、彼女達はどこで何があろうと、『ヒトラーの毒見役』。
ある意味で、これはこれで第二次世界大戦という未曾有の出来事が市民を巻き込んで、全てを奪いながら、搾取しながら。

町も、人も、物も、心も。価値観や道徳も、命の尊さや人間の尊厳ですらも。
全てを破壊していくまさにその中枢で、最前線で。

料理人から時より語られるヒトラーの“厳格な総統”だけではない別の一面の話があったり。
この仕事で得られる収入もある一方で、この仕事ならではの危険性も描かれていて。

女性同士が集まることや、夫がどこにいるのかもわからないことで起きる背徳的な出来事だったり。

大局に飲まれながらも、時代がうねるまさにその渦中で可能な限り強く生きようと思った女性たちの物語。

結構《戦争の映画》を観てきているが、その度に、戦争の悲惨さや、全てを壊す無慈悲な破壊力を感じながら、色んな出来事を垣間見る。

こんなことが過去に起きていても、多くの人が悲しみに暮れたことがあっても、戦争や紛争は世界のどこかで起きている。
《戦争の映画》を観るたびにそれについて何を思えばいいかわからなくなる。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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『matchypotterと映画の秘宝』
https://matchypotter.com/
作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
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F:3017
M:951
3.6
2012年、「私はヒトラーの毒見役だった」と告白し、世界中を驚愕させた95歳のドイツ人女性マルゴット・ヴェルクの証言に基づく物語。彼女はヒトラーの協力者とみなされることを恐れ、長い間自分の過去を誰にも語らずにいたが晩年になって打ち明けた。この秘密を墓場まで持って行くつもりだったのだろう。たまたま地元の新聞記者がお祝いに訪れて告白に至ったそうだ。晩年のその告白に衝撃を受けたイタリアの女性作家ロッセラ・ポストノリは、歴史の闇に葬られようとしていた極限の体験談を基に「ヒトラーの毒見役」を執筆した。その原作を映画化してメガフォンを取ったのもイタリア人のシルビィオ・ソルディーニ監督だった。

ナチス関係の資料には「毒見役」の存在に関するものはひとつも残っていない。新聞記事でマルゴットの告白を読んで作家が執筆した物語は、一部真実ではあるが、将校との関係などイタリア人っぽいというか、若干違和感が感じられ信じ難い場面もある。ただこの作品の主人公ローザがマルゴット本人であり、毒見役の中で唯一生存していた女性というところは非常に興味深く鑑賞した。

主人公のローザはベルリンの爆撃を逃れ、総統大本営「狼の巣」の近くの田舎町へ身を寄せる。戦場に行っている夫の実家だった。そこで若い女性たちとともに親衛隊に監視され、銃を突き付けられながらヒトラーの食事を毒見する日々を送った。1944年7月のヒトラー暗殺未遂事件(7月20日事件)などを背景に、死と隣り合わせの極限状態で揺れ動く女性たちの心理を描いている。

これはナチスに運命を翻弄された、名もなき女性たちの衝撃的な実体験のような作品だった。戦争を女性の視点から捉え、死への恐怖で揺れ動く女性達の関係性などをエピソードを交えて描いている。実際には将校との情事などなく、宿舎に忍び込んだSSにレイプされたとマルゴットは証言している。「毒見役」の中にユダヤ人がいたかどうかもわからない。映画では7人だった毒見役。マルゴットの証言では15人いたようだが、単調なストーリーに肉付けする形で7人の毒見役の女性達の2年半に渡るそれぞれの物語が本作では描かれていた。

マルゴットの他に毒見役として働いていた若い14人の女性は、大戦末期にソ連軍が進撃してきた際全員射殺されたらしい。彼女だけが親衛隊(SS)の若い中尉の手引きでベルリン行きの列車に乗り込み脱出できた。後に戦場から戻って来た夫と夫婦仲は良くて幸せに暮らしたのだから、小説や映画より実際の話の方が何とドラマチックなのだろう。もう少し真実に沿った作品の方が、心を揺り動かされた気がする。

ヒトラーの食事には、当時一般市民が手に入れられなかった新鮮な野菜、エキゾチックな果物、本物のバターやアスパラガスなどが豊富に使われていた。ヒトラーがベジタリアンであった事実がわかる。 親衛隊に監視され銃を突き付けられながら、ヒトラーが食べる1時間ほど前に女性たちが身代わりとして食事を口にしていた。「一口飲み込むごとにこれが最後かもしれない」という死と隣り合わせの極限の恐怖と、飢餓状態の中で皮肉にも最高級の食事が与えられるという異常な環境に置かれていたことになる。

ローザを演じたエリサ・シュロットの際立った美しさにずっと見惚れていた。
月
3.6
シルビオ・ソルディーニ監督(「ベニスで恋して」ほか)
原作:ロッセラ・ポストリノ
(ドイツ人女性マルゴット・ベルクの証言に基づいて執筆された世界的ベストセラーの同名小説)

ローザ・ザウアー:エリーザ・シュロット
アルベルト:マックス・リーメルト
エルフリード:アルマ・ハスーン
レニ:エマ・ファルク

戦争の恐怖をドイツ人女性の視点からとらえたドラマ
(2026年公開 イタリア・ベルギー・スイス合作 123分)

思うてたんと違〜うっ!(˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
というのは
鑑賞後の第1感 笑

毒味役の日常でヒリヒリするもんやとばかり思っていたので
ちょい肩透かし…

ハナから視点が変わっていれば
感想も大きく違ってたと思う残念な作品でした

物語は
1943年、第2次世界大戦末期
ローザはベルリンの爆撃を逃れ、ポーランドの田舎町で戦地にいる夫の帰りを待っていた
その場所は、ヒトラーが総統大本営を置いていた「狼の巣」と呼ばれる森の近くだった
ある日、ローザは、ヒトラーの食事を毒見する任務を命じられる

他の若い女性たちとともに、親衛隊が監視する中
ヒトラーのために用意された最高級の料理を
死と隣り合わせの最悪な状況で試食するという日々を過ごすが…
と続きます

この時代の女性を描いた作品としては、感慨深い部分も多分にありました✨

終盤には
私ならどうしただろう、と考えさせられる部分もようやく出てきて…笑💦

観たことを後悔はしていませんが
「ヒトラーの毒味役」としての展開をもっと知りたかったなと思ったのと
主人公のローザに感情移入できなかったのも
残念に思っちゃいました💦


26-358-165

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