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ヒトラーの毒見役
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『ヒトラーの毒見役』に投稿された感想・評価

マルゴット・ヴェルクの体験を元にフィクション化した小説「ヒトラーの毒見役」の映画化。

戦争描写もヒトラーも収容所も出てこないが、その影は強く感じる物語。
そしてこの物語はユダヤ人をはじめとする迫害される側ではなく、疲弊したドイツの一般市民側の話。

夫が戦地で行方不明になったまま、ベルリンからポーランドに避難した先はヒトラーの軍事本部のすぐ近く。
食料確保もままならない状態の彼女たちが連れ出され提供された仕事はヒトラーの食事を試食(?)すること。
つまり、毒見役。

この毒見役に「健康な」「独身または未亡人」の女性っていう条件あり。こういう差別もしていたのかと。

ヒトラーは暗殺を常に警戒していたというし、やりかねないことだなと想像がつく。
ワルキューレなど映画にもなった暗殺未遂事件もいくつかあったし。
戦争がドイツ劣勢に傾きつつあり、ヒトラーの不安は高まり、それがSS将校にも伝播しているような雰囲気。そのピリピリした雰囲気の中で集められた女性たちが食事する。

毒がなけれはこれほど楽な仕事はないが、毒が入っている危険があるから緊張が走る。

こんな食事はイヤだ状態が続いて、見ている側もストレスがたまる。

そんな緊張感バリバリの映画だけど、将校と主人公のロマンスも描かれていてこれはいらない脚色だったのではないかと思わなくもないけど(※のちに原作小説読んだが、小説の時点ですでにロマンスあり)、なかなか興味深い話ではあった。

マックス・リーメルトがその将校役で出ていた。

それにしても、この集められた女性たちのうち、助かった者以外のその後を知ると、他のナチス・ホロコースト関連映画とは違うしんどさと無力さが襲ってくる。

コメント欄にメモあり👇
2.5
ほへー。こんな人たちがいたのかぁって感じ。女性を毒味係に使う理由がまぁ前時代的(ま、1940年台だからね。それが普通なんだけど!)で、いや、それならもう少し他に選択肢あったんじゃないん?とか思ったりしたけど、そんな自分の思考にゾッとしたり…。

決して短くない戦争中、色々あるよねぇ。
子供がいたりいなかったり…
旦那が消えたり死んだり…
お義母さんが、ものっそい勢いで手元も見ずに棒針でバリッバリ編みまくってるのちょっと笑った。

なんかもう、ありきたりだけどヒトラーみたいなやつがもう2度と出てこないで欲しいし、戦争はもうええ。
nana
3.7
勉強がてらドイツ語で見るか〜と思ったらドイツのネトフリには日本語字幕なくて横転、ドイツ語字幕で見ました。

ところどころ、ん?と思うところはあった。あんな鬼の書類管理で徹底してたはずなのになんでユダヤ系だってバレないんだよとか、なにキッカケで最後バレるんだよとか。毒検出されてもシェフは無事なんやとか。てか本当にあんな自由に敷地内歩き回れんのかな。まあヒトラーは奴の言葉的に言うと純アーリア人の女に対しては優しかったしな。

ゾンダーコマンドとの謎の恋愛(?)、マジで当時の追い詰められ具合が異常だったんだなと。普通失踪した旦那の大原因である職場のお偉いさん(しかも自分に死と隣り合わせの仕事させてる)と恋愛せんだろというのと、いやそこにしか年頃の男はいないよなというのと、恋愛してる場合なんか?って疑問と、恋愛にでも走りたくなるよなという納得。