本作が焦点をあてるのは「狙撃稜線の戦い」。 1951年5月、中国人民志願軍第63軍は1ヶ月間に及ぶ戦闘を終えた直後、鉄原戦場に進駐し、「国連軍」4個師団と正面から対峙する任務を命じられる。志願軍の兵士たちは血戦の末、ついに敵軍を交渉の場へと引きずり出した。 任務遂行のため、第63軍189師の兵士たちは分散し、自らを「釘」の如く陣地に足をおろし、決して退かぬ覚悟で踏みとどまる。 陣地では陣営教導員を務めるリー・シャン(李想)が一歩たりとも退かない」と誓いを立て、部隊を率いて死守する。轟音絶えない戦場で、リー・モーイー(李默尹)は妻子と奇跡の再会を果たし、一本の鍵と戦壕でのささやかな食事が、戦争で離散した小さな家族の絆を一層強くさせる。 新たな中国により良い武器を製造するため、帰国した軍工学者ウー・ボンジェン(呉本正)は警衛兵チャン・シャオホン(張孝垣)に守られながら戦場に向かう。 警護を務めるチャンは、ウーを守ることが国の未来を守ることに繋がると固く信じていた。