にしくん

グエムル -漢江の怪物-のにしくんのレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
4.5
映画が始まってすぐに登場する怪獣、その後の怒涛の展開は見事の一言。監督の思想が込められた怪獣には怒りと哀愁がある。この怪獣を産み出したのは人間に他ならず、その意味ではゴジラにも通するルーツを持っている。
決して裕福とは言えない一家を国家は守ろうとはせず、それであれば大切なものは自分たちで守ろうとする。自分の身は自分で守るしかない、韓国社会の闇が垣間見える。
そんな社会派な側面がありながら、この作品は超ド級のエンタメ作品に仕上がっている。怪獣と一家の戦いは熱い。
そしてぺ・ドゥナは最高にキュート。
久々に観たけど最高だった。
にしくん

にしくん