毒物の不法投棄により生まれた怪物がカンドゥ(ソン・ガンホ)の家族を襲い、娘ヒョンソ(コ・アソン)を連れ去る。カンドゥは救出のために下水道を捜索するが、病原菌を調査しようとする在韓米軍に拘束されてしまう。
アクション映画ながら、アメリカ批判や韓国の貧富格差をしつこいほどに見せるところは、いかにもポン・ジュノ監督らしかった。制作時期を考えると、大量破壊兵器を口実にしたイラク戦争を意識しているように感じたなー。
冒頭のグムエル登場シーンはスリルとスピード感あったけど、その後の追跡やサバイバルはそこまで盛り上がらず。それに、中途半端にコミカルなソン・ガンホを巡るエピソードは長くて退屈だった。
一方で、最初から最終兵器として活躍が約束されてたペ・ドゥナがカッコよかった!
そして、単純なハッピーでもバッドでもないエンディングもまたポン・ジュノならでは。