すね

グエムル -漢江の怪物-のすねのレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
5.0
ポンポンポーン。
ポン・ジュノ作品は好きだけど、この作品は観ていなかったぞ。

タイミングが合わなかった?
いや、違う。
ポスターやパッケージを見て自分には合わなそう、そんなことを思ってたんだ。
ポンポン、ポン・ジュノ大先生がモンスターパニック映画だって?そんなのなぁ、面白そうじゃ、ないよーなー…
もう、本当バカ!!
こんな面白い映画見逃していて!
本当、おバカさん。
あまりの面白さにびっくりしたよ。
こんなに面白いんですか?
え?超面白かったんですけど。
もうすごい大好きだった…!

韓国の話でB級パニック映画。
韓国・ソウルの中心を流れる漢江(はんがん)に怪物グエムルが現れる。
怪物にさらわれた娘を助けるべく、家族が力を合わせて怪物に立ち向かっていくストーリー。

モンスターもの、モンスターパニック映画ってだけじゃなくて
社会の問題だとか、環境のことだとか、家族の愛の話とか、ちょっとした笑える話をちょこちょこ出してくる、センスの良さはすごくいい、観ていて安心感みたいなものがある、ああ、面白い。

キャラクター設定がまたよくて、ダメな人間が変わっていく姿が描かれていて必死さに感動。

好きなシーンが多いよ。
画作りも最高、構図がカッコ良すぎる。

いま、真面目なシーンなんですけど…ってところで
小ボケ、ギャグを入れてきたり、
コメディ要素もあるからまたすごくいい。

詩的なセリフや、ラストなんかも
とても美しいものだった。
すね

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