ポンポンポーン。
ポン・ジュノ作品は好きだけど、この作品は観ていなかったぞ。
タイミングが合わなかった?
いや、違う。
ポスターやパッケージを見て自分には合わなそう、そんなことを思ってたんだ。
ポンポン、ポン・ジュノ大先生がモンスターパニック映画だって?そんなのなぁ、面白そうじゃ、ないよーなー…
もう、本当バカ!!
こんな面白い映画見逃していて!
本当、おバカさん。
あまりの面白さにびっくりしたよ。
こんなに面白いんですか?
え?超面白かったんですけど。
もうすごい大好きだった…!
韓国の話でB級パニック映画。
韓国・ソウルの中心を流れる漢江(はんがん)に怪物グエムルが現れる。
怪物にさらわれた娘を助けるべく、家族が力を合わせて怪物に立ち向かっていくストーリー。
モンスターもの、モンスターパニック映画ってだけじゃなくて
社会の問題だとか、環境のことだとか、家族の愛の話とか、ちょっとした笑える話をちょこちょこ出してくる、センスの良さはすごくいい、観ていて安心感みたいなものがある、ああ、面白い。
キャラクター設定がまたよくて、ダメな人間が変わっていく姿が描かれていて必死さに感動。
好きなシーンが多いよ。
画作りも最高、構図がカッコ良すぎる。
いま、真面目なシーンなんですけど…ってところで
小ボケ、ギャグを入れてきたり、
コメディ要素もあるからまたすごくいい。
詩的なセリフや、ラストなんかも
とても美しいものだった。