このレビューはネタバレを含みます
パラサイト鑑賞の流れを受け、ポン・ジュノ監督の作品を鑑賞。
謎の怪物から娘を守るために、捨て身で救出する家族が描かれている。
貧乏でも家族の絆は強い。誰も諦めず、命をかけて娘の救出にあたる。逆境に強いのは国民性もあるのだろう。
ソン・ガンホが演じるダメ親父の内に秘めた優しさや力強さが心に残る。
謎の怪物によるウイルス汚染を危惧し、政府機関により家族は隔離された結果、救出が遅れ、娘は亡くなった。しかし、結局ウイルスは発見されなかった。
情報の錯綜による混乱は、現在のコロナウイルスを想起させる。
「大学卒のフリーターは珍しくない」という台詞に韓国の就職難が見てとれた。