永井晶

ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォーの永井晶のレビュー・感想・評価

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ゴダール追悼の意味もあっての視聴。
ゴダールとトリュフォーの二人を追う形でフランス映画、ヌーヴェルヴァーグの歴史を追っていくが映像としてはほとんど映画作品の中からの抜粋・引用。
その中でイジルド・ル・ベスコが資料に目を落としていく姿が映画を通して観客である我々と重なっていく。
構成は映画というよりもTVドキュメンタリーに近い印象を受けるがその分内容が入ってきやすく、映画史を学ぶ上で良い資料であると感じる。
実際、文面だけではヌーヴェルヴァーグってそれまでの映画、或いは今の映画と何が違うんだと分かりかねている部分があったがそれが感覚的に把握しやすくなる。
勝手にしやがれのカット繋ぎは特に再視聴したくなった。
永井晶

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