ある夜、ケイトは友人主催のパーティでしつこい男友達のガイと話していた。友達と一緒にジョージクルーニーに会いに行くはずが、友達が先に帰ってしまう。友達の後を追うため、タクシーを拾おうとするが時間も遅いため、捕まえることが出来ずにいた。近くのATMでお金を下ろし、ケイトは地下鉄に乗ることに。ホームに降りて、電光盤を見ると、次の電車が終電で、8分後に到着となっている。ケイトは鞄の中に入っていたお酒を飲みベンチに座っていた。お酒の影響もあり、次第に目蓋が重くなっていき… それからどれくらい経ったであろう。気付くとホームに人影は無く、8分後に来るはずの最終電車も行ってしまっていた。ケイトは地下鉄の駅から出ようと階段を駆け上がるが、出口はどこも閉まってしまっている。ケイトは地下鉄に取り残されてしまったのだ。途方にくれていると、ホームの方から来るはずの無い電車の音が… ケイトは何も考えず、地獄の電車に足を踏み入れたのだった。もう一人乗っているのも気付かずに… ストーリーは兎に角簡単な内容であり、よく言えばあっさり、悪く言えば薄っぺらい。最初のパーティのくだりとか全然必要ないし、キャストもうーん。だけど全体的な流れと、スピード感は良い。それに安っぽいフィルムでもないので、映像もしっかりしている。場所が地下鉄ってのも良い所だが、実際には有り得ないストーリーだから、リアリティに欠け、ケース・スタディにはならない。でも何も考えずに普通に見るのなら、なかなか楽しめます。おそらく、深く考えてしまうひとには疑問が多すぎる作品だろう。