くーちゃ

キツツキと雨のくーちゃのレビュー・感想・評価

キツツキと雨(2011年製作の映画)
3.7
これまた好き嫌いが分かれそうな作品でした。
地味〜で、ゆる〜い感じで話が進んで行きます。
山あいの小さな村が舞台。
そこに、映画の撮影隊がやって来ます。撮るのは、ゾンビ映画。
そこに偶然居合わせたことから、木こりの克彦(役所広司)は撮影の手伝いをすることになり…

いや〜役所広司の演技に感心しました。
木こりのおっちゃん役がハマりまくりでした。リアルに、いるいる〜こういうおっちゃん!私の住んでる所も、車でちょっと走れば、こういう地域があり、知り合いにも林業してる人がいるので、楽しく観ることが出来ました。
撮影隊と村の人との交流もじわじわと楽しめました。
気弱な幸一(小栗旬)が、段々と自信に満ちて来る様子と、克彦の映画への関わり具合の変化も面白い。
脇を固める俳優さんも皆凄いし。
邦画の味って、こういう地味さから出て来るんじゃないかな。

但し、邦画苦手な方にはオススメしません。派手な演出はないので、退屈だと思うかも。
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