とりあえず、これほどのアベレージの低さはおかしい

しかしいまいちイキきらず傑作とまでいかないというのはわかるが、キャストの顔合わせをはじめ、他にないオリジナリティは十分
(filmarks遡り思い出したが、4.2つけた谷口千吉『カモとねぎ』ぜひまた観たい)

女性陣、みな素晴らしい

主要キャストではなく、チラシやfilmarksからも漏れていたので僥倖だったが、私の好きな稲野和子さんも出ている

タイトルバックにて、今年取り壊しとなった、銀座の三愛ドリームセンタービルを手前左に、右奥に日劇を望む構図

そして終盤、原宿のコープオリンピアが大フィーチャー

久々、ラピュタ阿佐ヶ谷。ポスターは面白そうだったけど、いまいち笑えなかったなー。伴淳や小沢昭一、役者のフラ（これは落語用語だそうだが以前に植木等の伝記ドラマでも使われていたから役者に対しても使っていたんじゃないかな？）みたいなもん、当時の時代風俗を楽しむ感じだよね。バーのマダムの池内淳子と伴淳の娘役の女優さんが美しかった。今はアウトな概念（名称）であるトルコ風呂の美術とか当時の海外旅行自由化まわりの勢いの感じ（空港建設）とか、ちょいちょい興味あるポイントはありましたが。あ、コープオリンピアもめっちゃ出てきたね。以前親しくしていた会社の先輩の同期の方（まあお金持ちですね）のご実家（一室）ということで一度は行ってみたかったけどその先輩と疎遠になっちゃったから難しい気がするなあ。大枠ではその方も先輩だから（あまり親しくはなかったけど）図々しくいきなり連絡とっちゃうのもありかもしれないが（笑）！まあ今全く利害関係ないしね、純粋な興味からね。
次に（刑務所から）出てこられるの（恩赦の時）はナルちゃんが結婚する時かーと言ってたけど、雅子さまとのパレード93年？わー30年後！！

めっちゃ久しぶりに入ったけど、かなりコンパクトな会場、あらためて、「その場所に女ありて」を観た後に急遽宝田明さんが挨拶して、外で握手&写真撮影に応じてくれたの、贅沢な空間だったな。。違う作品だけど、思い出を描かせてね。ラピュタは空間自体がとても素敵だよね。今度、山猫軒でもちょっといいランチ食べたいなあ。（山猫軒は大学生の時一回行ったきり）

東京オリンピックから一年後の東京を舞台に、あの手この手の詐欺行為で金を稼ぎまくる詐欺師たちの活躍をテンポよく描いており、特に新味はないけれどキャストがことごとくハマっていて、演出も無駄なくサクサク進むため最後まで気楽に見ることが出来た。私個人としては伴淳の娘の役で単なる清純ヒロインだと思っていた田村奈己の意外な活躍ぶりが嬉しい。
ちなみに冒頭とラストでヤクザと政治家の繋がりをえげつなく描きオチに巧みに入れていたが、「暴力金脈」で笠原和夫がやろうとしていたのはこういうことなのか