ジョンマルコビッチ総統

プラトーンのジョンマルコビッチ総統のレビュー・感想・評価

プラトーン(1986年製作の映画)
3.6
ベトナム戦争の悲惨さを伝える名画。一度は観ておくべきだろう。
誰が誰だか分からない混乱や泥と血にまみれた鬼気迫る登場人物たち。ベトナム戦争だがメインは部隊内での対立。
人種や貧困格差についても兵士たちの日常の中で語られている。

また村の虐殺のシーンなど、実際の出来事であったのだということが恐ろしく、またそれをアメリカの映画で描いたことは本当に意味深いと感じた。

気になったのが、ラストの主人公の語り。
内容だけでも十二分にメッセージ性が強いので、あの語りは余計だったのではないだろうか。

ちなみに人物が区別できず苦労した。エイリアス(まとも。鈴井貴之に似てる)とバーンズ(顔に傷のあるマッチョ)と主人公クリスくらいしか区別出来ず、下手したらクリスすらジョニーデップと区別つかなかったり、途中でいつのまにかジョニーが消えていたりと、人物が容赦なくやられていくので情報整理が大変。
ちなみに途中からクリスは赤いバンダナをしだすので、分かりやすくなる。

あのシーンがあの人だったとは。
ポスターの有名なシーンが意外なところで出てくるのでびっくりする。