久々の視聴。やはり大人の映画だな、これは。20代とかで観たら絶対理解も共感もできなかった気がします。
ライアン(ジョージ・クルーニー)、アレックス(ヴェラ・ファーミガ)、ナタリー(アナ・ケンドリック)の三者三様の人生観、仕事観、恋愛観が見事に活写され、それぞれが交錯する(またマウントを取り合う)。ナタリーが失恋してアレックスと男性観をぶつけあうシーンは興味深かったです。
ヴェラ・ファーミガのサバサバした感じがとても魅力的だったんですけど、最後にジョージ・クルーニーにひどい仕打ちをする。せっかく生き方を変える決断までしたのに気の毒に。
この映画は、鼻持ちならないエリート男の反省と生き直しの物語かと思えましたが、そうは問屋が下ろさない。女はしたたかで割り切りが上手く、おまけに悪気もない。男はそんな女に騙される。トホホな話です。