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受忍の国 報道1930劇場版
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受忍の国 報道1930劇場版の作品紹介

受忍の国 報道1930劇場版のあらすじ

民間人被害への責任と償いを退け、国民に“耐えること”を強いてきた日本の「受忍論」。被爆者や空襲被害者の声、日独比較、石破総理など歴代政権の壁を通し、戦後80年を経ても漂うその正体に迫る。

受忍の国 報道1930劇場版の監督

石川瑞紀

原題
製作国・地域
日本
ジャンル
ドキュメンタリー

『受忍の国 報道1930劇場版』に投稿された感想・評価

旧軍人やその家族にはこれまで60兆円くらいの援護や補償が出ているのに、空襲や被爆で被害を受けた民間の人たちにはほとんど何もない。その違いに驚いたし、ドイツとの違いにはため息が出る。日本って本当に我慢させる国なんだなと思った。
3.5
「失ったものを補償してほしい」というシンプルな願いが、国のテーブルに乗った途端にうやむやにされていく歯がゆさ。財源や外交の問題、過去の政府見解も絡むことで、気がつけば被害者を置いてけぼりにした別の議論が幕を開ける。

そして時間が経てば経つほど難しくなる被害の証明。「引き続き考えていきたい」で延ばし延ばされ80年。残念だが国の逃げ切り勝ちも見えてきた。

その一方で”受忍”をある種の美徳のように受け入れてきた国民。同調圧力に握り潰される希望。戦後の問題ながら、そこにあるメンタリティは未だに戦前のそれを引きずっている。

「願いを一つずつ積み上げたものが、政治の場面が変わるとガラッと崩れてしまう。また積み直ししなきゃいけない。」
ひば
-
軍属やその遺族には60兆、対して民間人への補償は0円。戦争を始める人間ほど多大な金銭が、しかしその決定を被る国民はみなで堪え忍ぶ「受忍論」が適用される。受忍論が用いられ始めたのは1968年の最高裁判決から、というのは驚いた。てっきり徴兵制が始まった明治時代くらいからあるものかと。"お国があり、国民がある"という構図が戦後完成し、司法に始まり行政も続いていく。被ばく者に対しても今もなお国家賠償ではなく社会保障(福祉として与えてくださる)の現状は変わらない。なぜなのかは考えなくてもみなわかっているだろう、そんな金はどこにもないからだ。欲しいなら奪えばいい、と対話を放棄し力による支配を押し進めたことにより後の世代は何十年もその借りを返し続けねばならない。
しかし、当事者とさらにそこに含まれる自分でさえそれを受け入れてきた共犯関係が受忍論を生き延びさせてきたと指摘する。出る杭が気にくわないのはもはや国民性といっていいだろう。みんな=弱い人は我慢、を意味する。我慢強さを美徳とする国。戦争は国家事業であり民間人と国は雇用関係ではない。でもそんなことはいいんだ、面倒だしその方が美しいから。そうやって数多の虐殺を美化し褒め称え未来の機会を剪定し戦争のハードルを下げる。ドイツはあらゆる人々を蹂躙した、だから戦後あらゆる国に蹂躙されながらも国民や犠牲者に対しそして未来に対しても反省の意をできる限り示してきた、だからそれに反発し極右が蔓延るのはまだわかる。日本にとってはいつまでたっても自ら始めた戦争は"天災"だ。天災は望まない。でも戦争は?自他ともに焦土にしてから得られる利益が次の戦争チャンスとは、嘆いても嘆ききれない。
しょうけい館と昭和館に行って少し考えが変わった。戦傷病兵は日本が独立する1952年までたいへんな扱いを受けただろう。一夜にして敵は友達になる、しかし味方から敵認定され黒い墨を塗られる。占領されているので当然軍の存在は認められないから恩給も出ない。そして経済的危機やPTSDや暴力なども含め一身に背負ったのが妻子、戦争トラウマについてのドキュメンタリーを見たばかりで、兵自身のPTSDは孫世代にも暴力の連鎖が伝播しているという。やっぱりそういうことならどうしてわざわざ他国に手を出したのか。そこに暮らしていた人は?日本人は300万人死んだが、アジアでは2000万人が日本に殺された。誰の思惑でなんのために死んだ?この国のトップたちは決して責任などとらず反省など口にしない。きちんと検証と反省をセットで行わなければ、「次は負ける戦争はしません」となるだろう。負ける戦争をしないために、軍を持ちましょう、国営武器工場を作りましょう、各地にミサイル配備をしましょう、スパイになりそうな輩からとっちめましょう、もちろん国民の個人情報は全部もらいますからね、核だってあったっていいでしょう、国を守るために増税するのに何が悪いんです?英霊の尊い犠牲に感謝!となっているのが今。いい大人がよ