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À voix basse(原題)
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『À voix basse(原題)』に投稿された感想・評価

[チュニジア、クィアと伝統と家族について] 70点

2026年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。レイラ・ブジド長編三作目。リリアは母方の叔父ダリの葬儀に出席するために久々にチュニジアの実家に帰省する。一家の家長である祖母を含めて、彼女の家族は彼女に白人女性の恋人アリスがいることを知らない。一方で叔父の死にも謎があるようで、警察が頻繁に訪ねてくるが、家族は"死者の尊厳"を盾に非協力的だ。リリアはすぐに彼がゲイであることを知り、その姉妹である母親や伯母が秘密裏に援助していたことも知るが、男性の恋人と無理矢理別れさせるために結婚させるなど、社会的な目線を気にした家族によるダリへの仕打ちを聞くに、家族へのカムアウトを躊躇ってしまう…云々。中東系女性主人公映画にありがちな葬式という設定だが、厳格に性差を分けることの批判を含めることの多いそれらの儀式に対する批評性は控えめで(職業への偏見性差の指摘はある)、どちらかというと頭カチカチすぎる男性陣を中心から排除するためにそう設定したように感じた(シスヘテロでまともな男性陣は既にカムアウトしていて味方になってくれた父親だけ)。その分、警察に影響力のある叔父を思わず殴り返すシーンは鮮烈に映るのは良いことだが、基本的には頭カチカチすぎて議論にすらならないので今回は個人としてのシスヘテロ男性は除外し、"社会"或いは"伝統"というより大きな存在として画面外に存在させているのだと思われる。ということで、物語に大きく絡んでくるのは女性家族となる。伝統と社会を体現するような祖母、それよりは柔軟だが伝統に染まっている母を前に、彼女たちに本当の自分をさらけ出して受け入れてもらいたい衝動と現在の関係性を維持し続けたい衝動の間で、リリアは揺れ動き続ける。彼女の感情の変化を追うのは非常に上手い。また、実家のあるスースと解放感のあるチュニスの家屋や衣装による描き分けは特筆に値する。ただ、チュニジアに来てまた日和るんじゃないかと感じたアリスも旅に同行していて、割と無神経に行動してリリアのペースを乱していくのは、映画的なショック療法的すぎるようにも見える。また、幼少期にそこまで近しくもなかった叔父の肖像は、正直そこまで詳細には掴めず、迫害を受け続けた上の世代の末路というシンボリックな存在に留まっていたのは少々残念だった。昨年、アフシア・エルジ『The Little Sister』が似たような題材を扱っていた。小説題材とはいえユニークな部分もあったと考えると、本作品には既視感の方が強かった。全体としては嫌いじゃないけどちょっと薄味すぎるか。