雨丘もびり

シークレット ウインドウの雨丘もびりのネタバレレビュー・内容・結末

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョニオタの友から「ジョニーデップが一番カッコ良く映っている」作品として、かなり前に薦めてもらった映画。
怖いってきいて逃げてましたw。
   
いまちょっと停滞してるな~私、ショックが欲しいな~と思って、選んで観てみた(-_-)。
   
【テーマは、".....やりなおしたいッ!!"】
カートコバーン風のJ.デップを除いては、おなじみの"S.キングのモティーフ"が配置された世界。トウモロコシも含めてw。
あらすじも、いつものアレ。
"私小説を膨らませた怪奇小説"という印象。
    
主人公モートの神経衰弱の理由が「離婚」ってだけで、ありきたりで斬新さに欠ける。
彼の元奥さんとイマ彼も、ふつうにウザいだけでキャラが弱い。
そんなに復縁したいほど、二人に惹かれる要素あるかしら?
冒頭でいきなり、「あんた、おれの小説をパクッたな」と詰め寄ってくる不審人物がいるんだけど、それほど怖くないし不気味でもない。作家に見えないし。
誰にも強く惹かれなくて、集中して観続けるのがむずかしかった。
「これどーやって撮ってるんだろー」っていう映像は楽しかった(^^)。
   
現実で満たせない欲求を小説のなかで成し遂げるうちに、
作家がつくりあげた自作の登場人物に成り代わってしまう恐怖。
.....うーん、私は共感しにくい(><;)わかんないからさ、もの書きじゃないし。
どちらかというと、"キャラクタは作者と別人格で、作者の意図に関係なく勝手に動いてしまう"という作家さんの方が寄り添える。

何かしらのブレーキをかけてしまい、イマイチな結末になっちゃった事柄への未練と欲求不満を晴らしたい、やりなおしたい!!という願望が肥大してゆく様子には、しみじみ共感。
ただ、ブレーキを突破するイニシエーションが「脳内会議」って、何かショボかったな。
   
うー、いまの私は心が動かなかった(^^;)残念。
そんなときもありますわ~(-▽-)。