ねぎおSTOPWAR

星から来た男のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

星から来た男(2008年製作の映画)
5.0
ファン・ジョンミン映画に当たり多し‼️
ヒロインはチョン・ジヒョンなら更に期待大‼️

・・最初は「失敗したか??・・」とさえ思った本作だけど、こりゃヤバいやつっす。
泣きます。泣きました😭
途中から色々想像は出来て、わりとその通りではあるんだけど、越えてきます。最後😂

是非どーぞ‼️

以下ネタバレ。










レントゲン写真のくだりから、なーんとなく読み始めたが、またしても韓国あるあると言うか、そっかそこかあー・・1980年かあ。
日本映画なら、とりわけ何かがあった年でもなければ既にかなりの平和をキープしていた。それが韓国となるとズシーンと・・。1987年が民主化獲得の年で、1980年は光州事件の年。5月27日ってそういうこと。映画「タクシー運転手」のおかげでだいぶ日本人でも知る人が増えたけれど、韓国の人はおそらくは年号を見てそこでの銃弾かと。さらにそこで父は死んだのか(クリプトン星に帰った)と。


ファン・ジョンミンが道路に寝ているショットからのチョン・ジヒョンがデスクに突っ伏すショットの繋ぎは監督さんですね。撮影時からこの繋ぎを狙ってる。・・闘う人間が疲れ寝ていると、また事件が起きるという画。そう、だから続くシーンは荒廃と退廃。で、高校生の〈クソガキ〉たちが学校サボって漁るシーンなわけ・・だと認識したわけさ。そしてずっと気にしていたマンホールで事故が起こる‼️
ここでのセリフや展開はさ、まあそうだよねと思ってた。
そして車を持ち上げようとしていた時、娘と「誰か一緒に車を上げろよ!見てるだけじゃダメだって‼️」って口にしてた。だからね、動いた時「カメラ動いたら実はみんなが、彼の事故の時と違って手伝って・・」って喋ったらさ、あの高校生たちじゃん!ごめんクソガキとか言って‼️もうそこで泣き始めた。
いやまああるっちゃある演出だけどさ、やられちゃった😊
そこからはさ、100数えたりドナーカードだったり夢オチも含めてもうすべての画の重ねが心にズシズシ。

これね、「過去は変えられないけど未来は変えられる」「変えるのはいいことなの?」って何度となく出てくるでしょ?
それこそ禿頭の悪党ってチョンドゥファンであり、かつての事故とは光州事件からの軍事政権との戦いのことなんではなかろうかと考えた。当時は助けてくれなかったと。恐怖政治だったからね。

そして今の人々、過去は変えられないけど未来をもっと良くしようよって。

だからその事故ではみんなが(全員じゃないけど一部は)動いた。協力した。これは比喩だしメッセージだよね!

で、ドナーカードでみんなに伝えたぞ、託したぞって。
だからラストのチョン・ジヒョンがおばあちゃんを助ける時のナレーション、みんな一つずつ持っているんだぞ!って。
日本も他人事じゃ無い。自分の国を守らないと。

あーまた泣けてきた。


〈830〉
ファンジョンミン 31/38