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スタンピードのeigajikouのレビュー・感想・評価

スタンピード(1965年製作の映画)
3.5
BSプレミアムシネマを録画
原題「The Rare Breed」

ヘレフォード種(イングランド北西部ヘレフォードシャー原産)をロングホーンが主流だったアメリカで広めようとイギリスから雄牛を連れてきた育種家モーリン・オハラとジュリエット・ミルズの母娘。モーリンは育種家の夫を海難事故で亡くしている。
モーリンに惚れてしまったカウボーイのジェームズ・スチュアート。
ジュリエットは、野卑な牧場主ブライアン・キース(実は元スコットランド軍人)のハンサムな息子ドン・ギャロウェイと相思相愛になる。モーリンに惚れていたキースは彼女に求婚。
ジェームズは冬に行方不明になったヘレフォード種の雄牛が子どもを残しているのではと諦めずに探す。
↑飛ばしすぎなあらすじだけど“スタンピード”の場面は途中退場する悪役ジャック・イーラムのせいでロングホーン達が暴走し巻き込まれたドン・ギャロウェイが大怪我する中盤。

エピソードは結構ブツギレ状態で放置されたまま進む。どっちにしろモーリンとジェームズは結ばれるハッピーエンドだよな〜って安心感でまったり見ていられる感じでした。
ジェームズは喧嘩っ早い性格の役でしょっちゅう喧嘩してるけど当時50代後半でちょっとおじさんが頑張ってる感して、13歳年下のブライアン・キースの方がどう見ても強そう。まぁ別にいいんですけどね。この2人の年齢差を調べるためにググったらジェームズは1908年5月20日ー1997年7月2日ブライアン・キースは1921年11月14日ー1997年6月24日で年齢差は13歳だけど亡くなったのは1週間くらいブライアンの方が早くて殆ど同時期だと気づいたのでした。
モーリンとジュリエットのキャラが凛としてて良いなと思った。本作が公開された1966年には『創設新しい女性の創造』のベティ・フリーダンが仲間と全米女性機(NOW)を創設し初代会長に就任。すでにウーマンリブの時代に入っていたころが製作時代背景の西部劇です。
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