mi

プレシャスのmiのネタバレレビュー・内容・結末

プレシャス(2009年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

私の好きなカメラマンさんと、モニークがお友達だったので興味があった作品。
勿論、姫(マライア)のすっぴんも興味津々だったけど。

重すぎる作品という声を、どこからか聞いていたのですが
私自身は、思ったより光のある作品に思いました。
確かに現実は、あまりにも悲惨だったけれど、アメリカの現実で似たようなドキュメントを見たことがあったので・・。

~閉鎖的な場所で、閉鎖的思考のまま育つ主人公、プレシャス。
そこから救い出したのは、ある一人の教師だった~

プレシャスが、心中で呟くシーンがあります。
うろ覚えだけど、こんな感じ。
【先生のような人は、自らが輝く事で人に希望を与える。そんな人が
輝きを失った時は、さぞ辛いのだろう。なぜなら輝きを与える人は
自分を奮い立たせる事でしか、輝きを取り戻す事ができないから。そしてまた彼女は輝き、周りを照らすのだ。】

このセリフに、酷く胸を打たれました。
どん底の中でもがき、あえぎ、立ち上がるプレシャス。
その目の輝きは、先生との出会いによって一点の曇りもないものに
変わってゆきました。


とにかく、モニークの演技が素晴らしいです。
彼女、コメディアンなのに、あり得ない怪演っぷりです。
最後の泣きのシーンは、見事としか言いようがありません。
それから、『普段』を全く見せず、演じきった姫にも脱帽。
それと、先生役のポーラパットンの魅力にやられました(笑)
先日観たばかりの、『ミラーズ』にも出演してます。

そうそう、レニーが出てることは、映画を見終わって友人に聞くまで
全く気付きませんでした(爆)
mi

mi