KnightsofOdessa

カンヌ映画通りのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

カンヌ映画通り(1981年製作の映画)
2.5
[空回りするおバカなシネフィル姐さん] 50点

ダニエル・シュミットの名前をよく聞くけど見たことがなかった。最初に選ぶ作品でなかったことは反省している。

テレビ局に頼まれて製作されており、1981年のカンヌ映画祭(ラフェルソン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」やドーンヘルム「She Dance Alone」が登場する)にやってきた一般人の女性が招待状も記者用パスもないのに方方に電話をかけて映画を見ようとしたり記者会見に参加しようとする。同じことを何回も訊くから主演のビュル・オジェにかなりのイライラが募る。テレビ局がシュミットに何を作って欲しかったのかよく分からないが、果たしてこれでいいのだろうか?

ただ、オペラグラスを覗いた時に昔のカンヌが見えて、BBとかCCとかフェリーニとかが出てくるってのは胸アツ展開。”結局どの時代の人間も自分たちより昔をいい時代だと思っている”という「ミッドナイト・イン・パリ」みたいなことを思い出してしまった。

Filmarksを見ていると「デ・ジャ・ヴュ」とか「ラ・パロマ」とかを先に見たほうが良かったみたいだね。
KnightsofOdessa

KnightsofOdessa