KnightsofOdessa

Sasquatch Sunset(原題)のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

Sasquatch Sunset(原題)(2024年製作の映画)
3.5
[サスカッチたちの春夏秋冬] 70点

ゼルナー兄弟共作長編二作目、兄デヴィッドは単独監督作も含めると長編七作目。サンダンス映画祭でプレミア上映された際は多くの観客が途中退場したらしい。ロッキー山脈一帯で目撃されるUMAサスカッチの一団の春夏秋冬を追った一作。台詞はウホウホ音のみ。真っ昼間から森のど真ん中でセックスしてる冒頭から中盤までは、セックスにウンコにゲロにチンコに云々という下品なコメディで、正直自分の好みとは正反対だったが、エピソード単位でしょーもなすぎて笑えるものも多かった。特に、初めて道路見て盛り上がった記念に笑顔で放尿&脱糞をキメるとことか、ジェシー・アイゼンバーグが丸太に轢かれるとこはマジで爆笑した。個人的にはサスカッチもベリーとかキノコとか案外人間に近いもの食べてんだなという印象。というか、台詞ほぼない着ぐるみの役ですらジェシー・アイゼンバーグはジェシー・アイゼンバーグすぎるムーヴをしてて爆笑した。ただ、映画はかなり出オチ感が否めず、短編映画のプロットを頑張って長編に引き伸ばしてる感が付き纏うのは残念だった。あと、この手の映画で手垢の付いた悲壮感ある展開を加えちゃダメだろと思うなどした。終盤の尻すぼみ感が凄い。
KnightsofOdessa

KnightsofOdessa