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レッドクリフ Part IのマングースOLのレビュー・感想・評価

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)
4.0
🖋あらすじ
赤壁の戦いを舞台にしたレッドクリフ前編。三国時代の中国では、圧倒的な戦力を誇る曹操は、劉備の軍を追い詰め、孫権を脅して平定しようとしていた。孫権と同盟を組もうとする劉備は、部下の軍師である諸葛孔明を孫権の元へと派遣する。今、国の存亡をかけた決戦が始まるーー。

「 勝てなくても戦わなければならぬ 」

🖋感想&考察 ⚠️ネタバレ注意⚠️
いや、面白い!フィクションと史実を上手く混ぜ合わせ、日本でも人気な関羽や張飛などの武将や、諸葛孔明にスポットを当てて赤壁の戦いを描いている。圧倒的な戦力の差を策略で埋めて戦う、日本の俳優、金城武演じる諸葛孔明がとにかくいい味を出していた。周瑜との友情が芽生えたのは意外(大体の作品でお互い警戒し合いながらも仕方なく協力するような描かれ方をしているため)だったが、それもまたいい。孫権の成長であったり、劉備の人柄の良さなどもよくまとめられていた。
戦闘シーンも武器や陣形などリアリティを残しつつ、関羽や趙雲などの名武将の栄えるバトルシーンに胸が高鳴った。悪役である曹操も、完全な悪役!というわけではなく、彼なりの考えと生き方があるのだという風に描かれているところにも好感が持てる。関羽を逃がしてやるシーンはまさに男気という感じで結構好きだ。

「 誇りを失わなければ、それで十分だ 」

小喬役の女優さんが美人すぎて度肝抜かれる。