ハンフリー・ボガードの魅力を味わいにきた。拳銃を向けられ、手を挙げる時の遅さは大丈夫なのか?と思ってしまったがその所作には確かに色気を感じる。
ハンフリー演じるサム・スペードが、無口な男は信用ならない、話したがりの人間と話すのが好きと言われてしまうシーンがあった。無口だけれど胸に熱いものを秘めている、ハードボイルドな探偵が好きな観客層(実際自分もそう)を狙って作られた作品のように思えるのだが、そのような台詞に何の意図があったのだろう。
また、物語の鍵となるマルタの鷹そのものが、なぜここまでして欲しがられるのか、そして事件にどう関係しているのか、あまり掴めなかったのでもう一度観返します。