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平原の町々
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目次

平原の町々の作品紹介

平原の町々のあらすじ

フランチェスコ・ソッサイ監督の長編2作目は、ユーモアと哀愁を交えながら、友情や人生の選択、地方社会の変化を描く詩情あふれる人間ドラマ。「最後の一杯は絶対に欠かさない」をモットーにする金欠の50代、カルロビアンキとドリアーノ。2人は人生に迷う内気な建築学部生ジュリオと出会う。偶然の出会いから始まった物語は、ヴェネト平原を駆け抜ける混沌のロードトリップへと発展――悪い助言、二日酔い、そして思いがけない友情が、ジュリオの人生と恋の行方を大きく塗り替えていく。

平原の町々の監督

フランチェスコ・ソッサイ

原題
Le città di pianura/The Last One for the Road
製作年
2025年
製作国・地域
イタリアドイツ
上映時間
101分
ジャンル
ドラマコメディクライム

『平原の町々』に投稿された感想・評価

Stando
2.8
イタリア映画祭2026、11本目

酔っ払った中年男二人と若い学生によるロードムービー。ただ、自分は最後までこの三人の関係に入り込めなかった。特に気になったのは、カルロビアンキとドリアーノが、ほとんど偶然のように出会ったジュリオを半ば強引に旅へ連れ出してしまう導入部分だ。

かなり不自然だし、正直かなり無理がある。その時点で、なぜこの若者はこの二人について行くのかという疑問が最後まで消えなかった。

もちろん、この不自然な出会いそのものを、世代同士のズレや孤独を描くための装置として見ることはできると思う。ただ、自分にはそこまで納得しきれなかった。観ているうちに、これはある種の感情的な押しつけにも見えてくる。

カルロビアンキとドリアーノは、酒を飲みながら人生論のようなものを延々と語り続ける。でも、その人生の重みを、若いジュリオへ半ば無理やり共有させているようにも見えてしまう。

こういう距離感をイタリア的な人間臭さとして受け取れる人もいると思う。ただ、自分には、一晩中続く少ししんどい社交のようにも感じられた。

後から監督フランチェスコ・ソッサイのインタビューも読んだ。そこで彼は、この不自然さ自体を意図していたと語っている。

もう自然には噛み合えなくなった世代同士を描きたかった。だからこそ、あえて強引な形で三人を交差させたのだと。その意図は分かる。でも、自分は映画そのものから、そこまで強く受け取ることができなかった。

例えば ホン・サンス の映画にも、酒の席での気まずさや、噛み合わない会話はよく出てくる。ただ、あちらにはもっと自然に人間から滲み出てくる感じがある。本作品の場合、途中から人物より先に、作品の意図が見えてしまう瞬間が多かった。そのせいか、最後まで少し作られた話を見ている感覚が残る。

それでも自分には、最後まで旅そのものに実感を持てない、どこか無理のあるロードムービーに見えてしまった。
イタリアのロードムービー。古い作品ではこういうジャンルは観たことあったが、時代は変わるが現代でも志は同じ。ふっと心が軽くなる素敵な作品ですね。ラストからのクレジットにいくところは斬新すぎて必見。
3.8
イタリア映画祭2026
監督は日本映画リスペクトがあり、日本語のちょっとした台詞あり
ゆっくり進むカメラが映し出す少し子供っぽいおじさんたちのロードムービーから不思議と目が離せない
イタリア映画としては情熱的ではなく叙情的な楽曲が使われているのも映像に合っていて良かった
可愛く癒される作品

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