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ミニー&モスコウィッツのKAZUのレビュー・感想・評価

ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)
3.7
90分弱ノンストップで罵り合い、罵倒し合うカサヴェテス流愛の物語は、とてもピュアで刹那的で破滅的でした。
終始キレっぱなしの不器用な男、モスコウィッツの言動がヤバイ。求婚と求愛と罵詈雑言を矢継ぎ早に被してくる。もう、精神不安定すぎすぎる故の、純粋無垢。

ジーナローランスが可愛い!のだが、男から殴られ、罵倒され、散々ですが、やはりその手の男を愛してしまう、薄幸の性。そこそこの年齢になり、経済的にも自立した大人の女性でも、男だけは過ちを繰り返す。だって、モスコウィッツの前は不倫愛だ。しかも、こいつからもぶん殴られてます...哀

最後はハッピーエンドなのかどうなのか。言えるのは、確実に短命で終わるよねっていう感想。
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