90分弱ノンストップで罵り合い、罵倒し合うカサヴェテス流愛の物語は、とてもピュアで刹那的で破滅的でした。
終始キレっぱなしの不器用な男、モスコウィッツの言動がヤバイ。求婚と求愛と罵詈雑言を矢継ぎ早に被してくる。もう、精神不安定すぎすぎる故の、純粋無垢。
ジーナローランスが可愛い!のだが、男から殴られ、罵倒され、散々ですが、やはりその手の男を愛してしまう、薄幸の性。そこそこの年齢になり、経済的にも自立した大人の女性でも、男だけは過ちを繰り返す。だって、モスコウィッツの前は不倫愛だ。しかも、こいつからもぶん殴られてます...哀
最後はハッピーエンドなのかどうなのか。言えるのは、確実に短命で終わるよねっていう感想。