このレビューはネタバレを含みます
不朽の名作を堪能。
ジェネレーションギャップなのか、残念ながら、面白いとまでは言えない。
まず、物語のテンポが悪い。
もちろん、この作品の魅力でもあるが、緩急がありすぎる物語に、面白味を感じにくかった。
個人的にはマイケルの成長を映すのならば、もう少し感情を中心とした作品にして欲しかった。
肝心な成長部分の怒りは、一年後として描かれ新しい人格のマイケルがいきなり誕生している。
いや!!そこを描いてくれ。と言いたい。
が、、、2時間30の3部構成をイメージに作られる物語で、全て納めろとは難し話ですよね。
ここが、ジェネレーションギャップで、今の時代このボリュームをするから、きっと海外ドラマになると思うんですよね。
海外ドラマに見慣れたせいで、物足りなく感じてしまう。
ただ、当時これを観た人は、衝撃的だったんだろうな。
今のクリストファーノーラン監督世代の人がキューブリック作品を観て、残念に思ってしまう感覚に近いんだろうな。
次回作に期待したい。