いつか見てみたいなと思いつつ、実はまだ見てなかった。マフィアの話ということは知っていたけど、内容はほとんど知らずに鑑賞しました。
正直見る前の印象は、壮絶な抗争や裏切りとかでめちゃくちゃドロドロした血なまぐさい話なのかなと思っていたけど、それはいい意味で裏切られた。
確かにそういう一面も描いてはいるけど、そんな表面的なものは二の次で、登場人物の感情の些細な変化や覚悟の描写が素晴らしかった。
マフィア組織のことをファミリーとはよく言ったもので、もはやこれは一種の完成された家族映画。決して面白いだけじゃない、人間の根底にある愛だったり、情だったりを感じさせられました。
『ゴッドファーザー』という50年前の作品が、現代である後世まで名を残している理由がハッキリ分かった気がします。