ゆうき

ゴッドファーザーのゆうきのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
5.0
久しぶりに脳に稲妻が直撃するような映画に出会った。
タランティーノ監督のマフィア映画しか見た事がなかったが、ゴッドファーザーは本格的マフィアでとてもリアリティある作品。

最初の30分くらいは葬儀屋のおじさんがドンに相談に来る場面から始まり、その後、ドンの娘の結婚式のシーン。
葬儀屋のおじさんと話すシーンではドンの落ち着きと渋いかっこいい声からドンの凄みがひしひしと伝わる。最初のシーンでドンは金の為に無闇に人を始末するのではなく情を大切にし家族や仲間の為なら動こうという意思を持っている事がわかる。
最初は登場人物多くて何となく家族構成が分かり、マイケルは家業を嫌っている事がわかる。けどドンはマイケルを気に入っている様子である。

この映画だけ見るとドンはちょっとワンピースの白ひげのようだった笑
職業?としては悪いと見られているが自分のファミリーや友達には敬意や情を持って接している所に好感が持てる。

個人的に印象に残るシーンはやはり、ドンが襲撃されてから次々と起こる事件。
こんなに次々と重要キャラ死んでいくのかと驚いた。あれ?これpart1だよな?ん?となってしまった。だがリアリティが増し個人的には大好き。
監督のベットに馬の首だけが置かれていたり
ルカやソニーがやられるシーンなど、、、

マイケルがシチリアに逃げてから新しい妻が出来て幸せかと思いきや、父が撃たれたり妻が爆発させられたり唖然としてしまう出来事ばかりだった。色々な出来事を経験したマイケルは、自分がマフィアのドンになり自分で舵を切っていくぞという意思が芽生える。

最初の結婚式のシーンのマイケルと比べて別格な表情をしている。妻に対しても当たりが厳しくなり仕事の話はするなと。
最後ではボスの風格がはっきりと伝わってくる。冷静に判断する当たりはドンの血を色濃くついだなぁと思ったけどマイケルの方が冷酷という感じるシーンも多々ある

part2からのマイケルの行動が気になる。。
ゆうき

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